カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

里山と池と野生動物と

2020-11-15 11:00:49 | ウオーキング
 久々に陽の射す頃に歩いたので、少し紅葉を探すことにした。

 秋津川のコースから、田んぼコースを経て里山の一つである舟野山の麓まで歩いた。

 
 (河川公園の植栽の紅葉)
 
 (テニスコート脇の楓の紅葉)
 
 (中学校の駐車場の紅葉)

 計画的に植栽されたような樹木は、早いものは紅葉の真っ盛りを迎えている。

 
 (刈り取られた田んぼと里山)

 刈り取られた稲の株から、新しい芽が出て伸び始めている。

 まるで田植えが終わった田んぼか、二期作の始まりかと錯覚するほど元気な若緑が広がる。

 里山の麓に集落があって、我が家の米はここから頂いている。

 
 (そうめん滝)

 集落にはそうめん滝と呼ばれる池がある。

 生活用水や農業用水として利用されているこの池は、源流は後方のこんもりとした丘の下部断層から湧き出す水である。

 水の出口の高低差は50センチくらいしかないが、「そうめん滝」と呼ばれ親しまれている。

 その湧き水の出方がささやかで、白いソウメンを流したようなところから命名されたのだろう(たぶん)。

 常緑樹が多いせいか紅葉は見当たらない。

 ただ蔦類が有るはずだから、時期が来れば黄色になる部分もあるはずだが、まだ時期が少し早いのかも。

 この池を5月頃に訪れた時は、変な動物に遭遇したものだった。

 
 
 (池の対岸に現れた動物)

 焦げ茶色の動物が水を飲んでいるところに遭遇したのだ。

 対岸なので、ちょっと距離はあったが慌ててカメラを引っ張り出した。

 最初は狸かと思ったが、やや横を向きはじめたら脚がやや長いし体型が違う。

 鹿ともイノシシとも違った体型をしていた。

 家に帰り着いてから、一応役場に電話をして動物に遭遇したことを連絡した。

 野犬や野良猫なら直ぐ対応するが、野生動物では地域の被害状況等で対応が異なるとのことだった。

 しかし今、つくづく写真を見ると、最近報道されているニホンカモシカに似ていることに気がついた。

 山奥に住むニホンカモシカは、増えた鹿などに生活圏が脅かされているらしい。

 鹿やイノシシは駆除対象となっているが、ニホンカモシカは保護の対象動物だ。

 こんな小さな里山の麓の池に、現れるとはかなり状況は切迫しているのだろう。

 あの動物は、今頃どこでどんな暮らしをしているのだろうか、ちょっと気になった。

 そうめん滝は、止むことなく今日も地面の割れ目から水を吹き出しているのだが。

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コメント
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