人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

人間の筋道

2024-12-11 10:04:46 | 雑感
“果報は寝て待て“、と言う...
私の力ではどうにもならないんだから、そうするより仕方ありません。
しかして!...
はあ、“き~ん“という耳鳴りと、“ぶ~ん“というものが混じったような耳鳴りちゅーもんがあるんねんな?、だんだん“きんきん“してくるみたいでっせ!
ってーことは!...まだ完全な状態では無いけれど、一晩寝たら回復しました。
“通った!、開かれた!“...昨日の“あれ“は何だったのだろうか?
昨日は昨日で、“今までのあれは何だったのだろう!“、なんて思ってましたっけ...
復旧、回復したのです。ということは本来の状態に戻ったということなのです。
通らない、開かれない、というのは病気、機能不全ということなのです。
愛、安らぎが感じられないということは!...
私だけにはそれが感じられるのよ!...って、そうじゃないでしょ、全人類の皆さん!
人間は、皆幸福を求めて生きてるんじゃないのけ!
それをどっかで感じてるから、懸命に、健気に生きてるんじゃないのけ!
それはそうと、何故に、さっきから関西弁やら広島弁のちゃんぽんのようなのが出てくるん?(わて、関西弁と広島弁の区別つかんさかい、こらえてつかあさい!)
それはですね、先日数十年ぶりに「仁義なき戦いー代理戦争」という映画を観たからなんであります。←(ええ、カッコしてけつかる!)
どうも、それから様子がおかしくなってきたようで...
あの映画の世界こそ、人間の本来性を欠いた、その病的な世界を克明に写し出していると言えるでしょう。(何故に梅宮の辰ちゃん、眉毛無いのよ!)
“これが男の生きる道じゃあ“って、義理だの筋道だの“おどりゃあ、いてこましたるう!“ことに、んなもん無いでっしゃろ!
あるのは、やられたら、やり返す、やったら、やり返される、という因果応報の世界だけ。強いもんがちの世界...それは、男だけの世界になるとそうなってしまうということでしょう。
男だけの渡世の行きつくところ...戦いに明け暮れるしかない。そして、この世界には戦いが絶えることは無い!、それは又人類滅亡の危機にも及ぼうとしている。
そんなに自滅の道を行きたいのなら、自滅したい人間だけで決着つけたらええやないの!
これは、重大な病理、機能不全という他ありません。
勿論、そこには神も仏も無い、恩寵から見放された世界しかありません。
神も無いとは、人間らしい人間が居ないということなんですよ!
だから、本当の、本来の人間の筋道が通らなあかんのです!
それは、一コの意味もなく、“ぎゃあ、ぎゃあ“言ってる人間からは始まって来ません。
“きった、はった“って、めんどうなことばかりやらかして、何が楽しい、何が幸福なの?
幸福であることは、自分を超えたものと共にあるということでしょう?
(あの映画の主な登場人物で一人だけ共感出来たのは、“めんどうなことはいやだな“、と潔く組から出て行った、成田三樹夫さん演じる、インテリヤクザの松永だけです)
私の僅かな機能不全に陥っていた間、身を持って“あれ“を感じられなくなって、こんなことを考えさせられたのでした。




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あれが無ければ...

2024-12-10 10:04:16 | 雑感
今、なんかとてもジンジンしてます。
そう、いつもの、“あれ“...神的なものが臨んで来て...いや、そうじゃありません。
風邪でちょっと悪寒を感じてまして...今年一番の寒波が襲来するっちゅうことで、気をつけてたんですが、案の定ですわ。
で、あれは感じなくなってしまったのです。そうなってみると、“あれは一体何だったのだろう?“、と思えてきちゃうのです。(いつもの、あの“き~ん“という耳鳴りは聞こえず、“ぶ~ん“という鈍重なものしか聞こえて来ません。あの“き~ん“が現臨のシグナルなんだってことがハッキリ分かります)
何?、パッと意識を向けただけで、パッと何かが開かれるように、ああなってしまうって、そんなん別世界のことですよ。
何?、“神、真我しか存在しない“、だと!、そんなんどこにあります?...それは“あれ“あっての話なんですよ。
何?、“瞑想修行に励んでいる皆さん、ごくろうさんですね~“、なんぞよくそんなバチ当たりなこと言えると思いますよ。
そんな訳で、今日は神的なものの臨在について書くことが出来ません。
ということは、いつもそれを感じて、それに促されるように書いてたってことなんですよ!
こりゃあ、もう我ながらぶったまげてしまう、驚きしかないですよ。どこの世界の人間なのか、と!
あれが無ければ、私など何の取り柄も無く、うだつも上がらずでして、も、普通の人以下、私ほどミジメ人間は居ないでしょう?
ですから、今の私が精一杯伝えたいことは、“ああなる“ってことは、私の何かに依るんじゃなくて、私を超えたもの、神的なものに依っているということなんです!
ん?...そういうことはいつも言ってなかったか?
そのことは、この世でも冥土でも絶対に忘れたらあかんのですよ!(と、いうことを言っておったら大丈夫!...数日中に復旧、開通されることでしょう!)
“ホンマにそう思ってんのんか?“、ホンマですがな!...どうやったらああなるのか、特別な方法など無いから、どうやったら回復するかも分からないのです。ただ性懲りもなく、祈るように、そういうことを意識するしか無いのです。
ほれ、昼時に近づいて来て、寒さも一段落して、心なしか、何かがパッと開かれる兆しが!...

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まず神を求めよ!

2024-12-08 09:14:12 | 祈りと瞑想
霊性の道において、絶えず去来する思い、思考マインドから離れることが如何に重要なことであるかは論を待たないことでしょう。
それには、精神集中、統一しなければならないのだと。
私なんかは、生来すぐ思考のがんじがらめ状態に陥ってしまうもので、最初から諦めているところもあり、ことに瞑想などの修行では重視される、そういうことには関心が向かなかったのです。
それに携わる人なら集中、統一しようとすればするほど、ますます思考が活発にあるという経験があるでしょう。
それは、思考と同じ意志想念によって、“思い、為そうとする試み“、ということも感覚的に分かるのです。
だからこれは、いつも言うように、考えている自分からは何も始まらない、ということを表している典型的な例とも言えるのです。いや、ごくろうさんな話ではありませんか。
そんながちゃがちゃした思いなんかは、ほれ、アッという間に離れて(無くなるとかいう非現実的なことではありませんよ)、自分が一つに統合された感じになりますよ。
これ、私の長年の修行の成果なんですよ!...って、だからそういう心得なんか持ち合わせてなんか無いっつ~の!
先の理由で、私は別に自分の思いをどうにかしようとして、そうなった、訳じゃないのです。
ただ、祈っていた、神的なものに意識を向けていただけなのです。
そうすると、心が安らぐ、幸福に包まれる感じがするから!...私が行う何かではない、そう為さしめるものがあるのです!
だから、私がどうなった、どう変わったというような自覚も無いのです。がちゃがちゃした思いというのは相変わらずあるのですよ。だけど、パッと神を意識するだけで、パッとそれは晴れてしまうんだから仕方無い!
思いから離れるということは、一つに統合されることと同じなのです。
これが深まると、最近の私のマントラみたいですが、“神、真我しかない“という感じになります。
だから、霊性を開く道は、“まず神を求めよ!“、ということから始まるのではありませんか?
神でなければ、ダンマとかタオとか超越的実体と結びつかない、ある種のハタラキ的なものでもいいでしょう。
ただ、私的には神的なものというのは、その実体は分からなくとも、そういう先入観念を持ち込まなくとも、具体的、即自的につながるという感じがするのです。具体的に愛、平安在らしめるものとつながる感じがする...。
何故、こういうことになるのか?...それは、元々人間存在は、一個なるものから成っているのではなく、その個を超えたものと切り離されることなく、一つのものとして成っているということなのでしょう。
だから、神を求めるということは、そのすべてなる自己を求めるということでもあるのです。
どの神を求めるのか?...それは、あなたがもっとも惹かれ、愛し、帰依している神でしょう?
そんな神は特にない?...いいや、あなたをあなた在らしめている神は何人にも存在しているではないか?!
私やあなたの神に!...
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消えるもの、消えないもの

2024-12-07 08:51:59 | 独語
“神、真我しか存在しない“...だと?
ホントか?
ホントにそう思っているのか?
どうせ、ほら、高尚な自分を見せようとしてそう信じている、あのイヤラシイただの信仰ごとなんじゃないのか?
そんなどこにもありゃあしないものの他に、もっと大切な、最愛のものとかあるんじゃないのか?
それらは実在しないとでも?
確かに、“現物“はここには無いよ!
というか、そういうものは現実に無いものばかりのような気がする...
だけど、それは確かに見て、触れて感じたものなんだ!
それは、過ぎ去ったものなのかなあ?
でも、その感じはまだここにあるよ!
しかしその感じもやがて消えてしまうのだろうか?
きっと、消えるものは消えてしまうだろう...
そうなったとしても、案ずる必要も多分無いだろう...
気が変わってるだろうから!
最愛のものでは無くなっているだろうから!
ああ...諸行無常!
最愛のものは、変わりゆく、消えてゆくだけなのか?
だけど、そのものは変わっても、何かしら最愛のものというのはあるのではないか?
う~ん...あるなあ!...
その対象は変わったとしても!
現物はここに無くとも!
愛おしい!
それは、常に最愛のものと切り離されていないものらしい?
それを感じている私が居る!
それは常に居る...実在している!
その私だけが実在しているのだろうか?
“これだけ“で実在しているのか?
何で?
何か言い表せないものが“これ“のまわりを取り巻いているよう...
そのものと私は切り離されていない!
何か、自分のまわりがすべて愛おしいものに思えて来た!
これと切り離されないものは、確かに“ここにある“!
ここにあるものは消えず、ここに無いものは消えてゆく...


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「あなた自身を知りなさい」

2024-12-06 10:19:29 | 人生の裏側の図書室
「あなたの性質は神の性質で、あなたの本質は神の本質なのだ。あなたが神になるのでも、神があなたになるのでもまったくない。外的にも内的にも、“彼の顔以外のすべては消滅する“。これが意味するのは、神以外は存在しないということである」
(イブン.アラビー/バルヤニ「あなた自身を知りなさい」.ナチュラルスピリット刊)

霊性の道の伝統において、イスラーム神秘主義(スーフィー)の存在は無視出来ないでしょう。しかし、その文献は、わが国ではほとんど紹介されて来なかったのが実状なのです。
ここに最近、おそらくわずかに邦訳もある、神秘主義的な詩人ルーミーに次ぐくらいに知られているであろう、12、3世紀のイラン(ペルシア)の神秘家イブン.アラビーの邦訳が出されたのです。
しかし、それもどうもその神秘家の著述でなく、彼に影響を受けた、同時代の神秘家バルヤニが本当の著者らしいと言うのだからちょっと心もとないですし、それが又わずか100ページにも満たない小著なんだから心もとない...。
だから、この本にはまとまったイスラーム神秘主義、イブン.アラビーのその神秘思想について知ることは期待出来ません。
そうなんです。それでいいのです。神秘思想にそういうものを求めるのは、学者か好事家でしょう。
わずか数行の言葉に“捉えられ“、魂が揺さぶられるような経験こそが、真に“神秘思想に触れた“、ということなのですよ。
この本の主題は、「ハディース」と呼ばれる、イスラームではコーランに次ぐ聖典とされる書き物にある、預言者マホメットの言葉「自己を知る者は主を知る者である」についての解明にあります。
このブログを読まれている物好き?な方々、こういう表現を何回目にしたことであろう。
「神的なものと自己は切り離されない」「超越的なものは実存する」「私のすべての主なるもの」...
これは、私の独創的な思想を裏付けるものでなくて何であろうか?...いいや、そうでは無い!
そんなこと本気で思っているヤツは、主の前に立てる訳が、主の臨在などある訳が無いのです!...従って、そんな思っているだけの私は消え去るのみ!...
古今東西のいかなる宗教、霊性の道、神秘思想でこうしたことを指し示し、触れないものなど無いのではありませんか?
解説にもあるように、イブン.アラビー(バルヤニ)の神秘思想を特色づけるものは、この普遍性を開示するところにあるのでしょう。
それを“存在一性論“とかコ難しく哲学的に解釈もされるのでしょうが、要するに“神、真我しか存在しない“、ということでしょう。
この本では、そのことをコンパクトに、マスターが弟子に語るように、直接的に書かれているのです。
一つ重要なことで指摘したいことは、スーフィーの伝統では、苦行などを通じて、自己を消滅させようとする試みに対し、この神秘家は否定していることです。
つまり、個人として、肉体存在としてで無しに、ただ“私は在る“という意識は、消滅させる必要もなく、出来ないということなのです。それを彼は“神の顔“と呼んでいるようです。
根底から在るものは消滅出来ない...即ち“神、真我しか存在しない“
この本は、吹けば飛ぶような私の根底にあるものを裏付けるものであるのは、確なことに違いありません。
揺さぶられずにおれないのだから!...



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