人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

たましい

2022-06-24 10:10:14 | 哲学・思想
たましい...魂って何だ?!

これを真我、本当の自分と結びつけて捉えている人も多いことでしょう。
実存的な問題ですねえ...
魂、真我、実存...その実体は分かりません。
ただ、魂というのは幾分、実体あるものであるかのように思われているようです。
それは、”○○には魂がある“、とか“○○の魂”など、より一般に浸透した言葉であることからも来ているのでしょう。
だから、逆に“魂?、そんなものは無い!”と、簡単に否定しようという向きも多いのではないでしょうか?...実体ありそうなものほど肯定も否定もし易い…。
そしてこのことは、死して後に生命はあるか?、という問題と絡んでいるように思われます。つまり死んだ後存続しているのが魂なんだ、と。...魂を否定したい人というのは、このことも神様も否定したいのでしょう?
これに関して、死んで肉体から分離して、その魂のような霊的実体として独在したであろうものを霊魂と呼んだりしますね。
それは又幽霊、死者の魂と結びつけられたりします。これに私は違和感を覚えずにおれないのです!
これは、あくまでも私の仮説(通説?)ですが、幽霊というのは、一種の思念体?のようなもので、人間存在の核のようなもの、本来的な人格(人核?)を欠いた、それから分離した残留思念(幽霊の実体をこう呼ぶ通説もある)なのです。
だから、それは魂を有していないのです!...あれは霊魂じゃなく、”亡“魂なんだ!、生命無き魂など無いのだ!...
と...私はさりげなく魂の何たるかについて、魂をこめて力説しちゃったじゃないの?!
勿論、本当のところは分からないですよ。永遠の生命などあるかどうか分かりません。
しかし、実体は何か分からないけど、私が私であること、私の核のようなものは、どうしたって否定など出来ないのです。それは後天的に思われた、思わされた私が消えてもなお失われることの無い、本来的自己に他なりません。
これは、ある意味で思われた私は死んでも、私は在り続けるようなことでしょう。
魂、真我...実体は分からなくても、あるいは無かったとしても、それは何人も感じているはずです。でなければあなたは一体何なのか?!
魂は、分けても幽霊の如き実体、実存無きもの、生命感無きものに接したことで反照されて認知される、実体無き実体と言えるでしょう。
この現実世界にあって、人々の魂は失われつつある一方で、内側から呼び覚まされつつあるものを感じないでしょうか?
魂は、黙ってはいない!
コメント
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