人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

照明を受け入れる

2022-12-22 09:45:40 | 意識、照明
私が“照明”と呼んでいるものは、現臨感覚と一つのもので、当然その感覚が芽生えた時にもそうしたものを受けていたのです。ただ、今のようにその自覚はあまり無かったのですが...
現臨と一つのものですが、こちらはより”受ける“、という感じが強いのです。
受ける、受け入れるだけ、と言ってもいいくらいです。照らされる、映し出されるままを受け入れるだけ!
現臨というものと同じく、照明だなんて、何か私が特殊なことを言ってるみたいですけど、あらゆる宗教的伝統においても、これに触れていないものは皆無と言っていいでしょう。
又、本当の意味での哲学も生まれ出るはずの無いものなのです。ことに実存哲学とか!...
実存感覚というものが、そもどこから来るのか?...この自己を超えて照らし出す、あるものによってしか映し出されないのではないでしょうか?!
そうです!...“超越的なものと実存的なものは一つ”...それはこの”照明“にあって明かされるものに他なりません!
いつも言うように、それは関わりがあるものながらも、混同されがちになる、自分で自分を観察することとは違います。”自分を客観的に見つめる”、とか言ったって、多分それは言葉の上でしか出来ないでしょう?
いや、だからそれは、知らずに無意識でやらされていることなのです。知らずに受けているものなんですってば!...んで、ポン!と、考えている自分の外に出ちゃったとか!...あるあるう?!
受ける、受け入れるだけ!...それだけ?って、あーた!、本当に何でも受け入れることが出来ますか?...ありのままの自分を受け入れられますか?...”私は、どうにも悪いヤツで、ダメで!”、とか、それの裏返しの“オレは出来る!、人より上だ、進んでいるのだ!”とか色んな色で飾り、価値判断を加えたりしているのではないでしょうか?
ここで言ってることは、例えば自分の悪い、ダメな部分が映し出されたから、それを直し、改めていきましょう!、ということでは無いのです。(そういうものは価値が無いと言っている訳ではありません)
そういう思いの強い人は、ありのままの自分を受け入れることは出来ないでしょう。
じゃあ、どうすればいいか?...そういう自分に何かとウルサイ自分を受け入れるだけですよ!
受け入れたら、変わろうとしなくても変わったりするのです!
受け入れさせるものにあって!、すべての私を映し出す光にあって!
我々は、毎日太陽の光を受けているように、この超越的な光を受けていることに気が付いていないだけなのです。少しく意識的になってみるだけで、見えないもう一つの太陽の恩恵に与れるでしょう。
要するに、それが自分を超えたものに与る契機なのです。
自分を受け入れることは、自分を超えたものを受け入れることと一つなのです!(これが肝心!)

思い返せば、40数年前、この照明を受け入れることにもっと意識を向けていれば...なんて思う間もなく1年半が経ち、いつしかその感覚も自然消滅してしまったのでした...。
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霊感でない霊感

2022-12-20 09:53:20 | ガイダンス
初めて現臨感覚が芽生えてきた、40数年前頃はあまり自覚してませんでしたが、今ではハッキリ感じられるものがあります。
現臨感というものは、実存感覚を呼び覚まさずにおれないものだ、ということを!
何度でもいいたい!...”超越的なものと実存的なものは切り離すことは出来ない!“
ただ、感じ方として当時と今では違うところもあります。
その感覚は約1年生半続いたのですが、必ずと言っていいほど、(これは身体感覚と言っていい)耳下腺から後頭部の辺りにある種の膨張する感じを覚えたのです。
同時に何だか頭がボーっとして、えも言われぬ意識の高揚感ももたらされていました。その間何も考えられない感じになります。
要するに思いを超えたものがハタライたということです。後年なりを潜めてしまう、この一寸神がかった感じがこの時の大きな特徴だったのです。
これは、特にある傾向を持った書物を読んでいる時などに顕著に現れました。
宗教、スピ関連のものがほとんどでしたが、どういう傾向のものかは、今思い起こせばハッキリ分かります。小池辰雄先生関連、マクドナルド.ベインの「解脱の真理」、又それまで読むのに困難を感じていた、「大調和協会」関連のものが、突然スラスラと読めるようになったのもこのことと関係しているのでしょう。これらはいずれも実存感覚を呼び覚ます傾向を有していて、それに感応したということです。
それから約半年後、それまでロクに読んだことも無い哲学の本に出会いました。ベルジャーエフのものでしたが、そこで書かれている“実存“の意味などサッパリ分からないにも関わらず、私はそれを通して、ガタガタと魂が震えるようにも実存的なものに触れていたのです!
逆に言えば、そういうガツーンとなることを欠いて、実存の意味が分かっても“意味など無い“でしょう!
立て続けにこうした本と出会うこと自体も不思議なことですが、当時はある種の霊感みたいなものがあったのでしょうか?...そうかもしれませんが、私自身そういう自覚はありませんでした。
それは、見えない導きの為せるものということに意識が向けられていたからでしょう。
そういう霊感を開発するとか増強させるとか、霊界の実相についての知識(特殊な人間以外、フツーに知識によってしか知る手立ては無いはず)を教示するとかの本も出回っていましたが、それらには全く反応することは無かったのです。
これ自体が見えない導きと言うべきでしょう!
それは、私の内なるものを揺さぶり、実存に目覚ませることが本筋であったのです!
私を超えたものと、内なるものはそこで一つとならざるを得ない!
《巷では、神、霊なるものを現実から遊離したものとして描かれ、又そのような幻想へと誘導するものが数多あります。しかし、リアルな神、霊なるものは、自己の現実、“霊的実存”と切り離すことは出来ないことを知るべきでしょう!》
もう、こうなると私は脇目も振らずに一直線に、あの大いなる神秘の冥合の道を突き進んで行くはずだったのですが...何故か、半年後突如消滅してしまうのでした...。



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小宇宙

2022-12-19 09:26:23 | 詩的文章
宇宙の果てはどうなっているのだろうか?
宇宙の仕組みはどうなっているのだろうか?
夜空を眺めれば、届きそうで絶対に届かない宇宙
掴もうとしても絶対に掴めない宇宙
しかし、知りたい!
宇宙の真理を!
探求欲は宇宙のように無限なのか?

どんなに高性能の天体望遠鏡で見ても
たとえ、宇宙飛行士になって、実際見たとしても
宇宙の真の姿は分からない!
見た、眺めた、というだけでは!...
宇宙の真理を科学で解明しただと!
そう、言ってるだけではないか?
聞いた、というだけでは!
そんなのでは満足など出来ないのだ!
宇宙と私の間には何か大きな溝か壁みたいなもので隔てられている!
それは、宇宙空間より無限なのか?

それでも宇宙のことに思いを馳せるのはやめられない...
チッポケな机を前に考えている
何故考えてしまうのか、やめられないのか?
以前は楽しかったものが、今は苦しくなってきたよう...
いつになったらやむのだろうか?
思考は、宇宙時間より無限なのか?

”おい、起きろ!“
となりの上司に起こされた!
彼のより半分しかないチッポケな机で寝てしまっていた!
あっ!、寝てる間に思考の宇宙的無限から解放されていた!
チッポケな自分からポンと外へ出されたよう...
ポン!...どんだけの空間だろう...
ほんの数分間のことだった!
私は私のことが分からない...
私に向けられていないことに気が付いた!
宇宙への探求心も、それが楽しいと観じていた...
この私から来ていたのだ!
この私を余所に宇宙の真理はあり得ない!
私という...“小宇宙”

しかし、一体何によって気付かされたのだろう?
宇宙の意志?
いや、小宇宙の意志か?!...


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祈りの意識状態

2022-12-18 09:38:45 | 祈りと瞑想
私は祈りによって導かれた!
毎度のことながら、このことは、どうしても強調せざるを得ません!
今だってそうです。こうして意識があちらに向けられると、即あの御方が臨んで来る!
それは、もう形の無い祈りと言ってもいいのですが、勿論最初は普通に祈っていました。
言葉に出さずとも、“み心のままにお導き下さい!”、という風に...
神か、仏か、守護神か?...何に祈っているのかも知らずに...
祈るということは、そんな詮索など必要の無いことです。
どの宗教の神に?、神は何次元か?、祈ったらどういう功徳があるのか?...こんなことに囚われ、かかずっているということは、既に祈るという意識状態からズレているということですよ!
自分の思いを超えたものに対し、何故自分の狭い思いから分かろうとするのだろうか?
分かってから祈るのだろうか?...これは、ずっと考えている自分が居座り続けているということで、最初から祈る気など無い心的態度と言う他ありません!
何十年祈り続けていようと、本筋から外れた“雑行“に流れるだけでしょう。
神仏、思いを超えたもののことは、何も分からないから祈るのです。
と言って、それはメクラ滅法ということではないですよ!
初めは、私も分かりませんでした。しかし、分からないままで、どうしても意識が、無意識に向いてしまうようでした(ヘンな言い方ですが)。”祈らされる“、ということがあるんだ!
どうしても、あちらに意識が向けられてしまうものがあるんです。
これが祈りの意識状態と言っていいでしょう。
親鸞上人は、この消息を本願というものと関連付けております。
玉城康四郎先生は、”裏側”から裏打ちされることだ、と言っています。
座禅や瞑想をやってようと同じことです。祈りと冥想は分けられない...いや、この裏打ちが無ければ何も始まらないではないか?!
こちらの信仰だとか、“行“だとかのことを超えて、神、如来が既に設えた乗り物に乗りさえすればいいのです。波や気流に乗るように...“どうやって、何に乗るのか?”...など考えている人間は永久に乗れないでしょう!
考えなくたって感じて来るのです。何か安らぐ、幸福が訪れる感じが!...
祈ろうと意思した時に、そういうものが流れて来るのを感じるのです。
乗るか、そるか?、って乗り物があったら乗るしかありません!
そうです!、それはある、もう、来ている!...何も無いところから始まっているんじゃないのです!
やっぱり、生まれる前からの本願から来るのでしょう!...

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王座は一つ

2022-12-16 09:40:49 | 雑記
モンスター、井上尚哉が日本人、東洋人ボクサーとして初の四団体統一王者となる偉業を成し遂げました!
”やったあ!、おめでとう!”、と言いたいのですが、実はこちらは戦前からあまりテンション上がっていなかったのです。
この理由の一つは、バトラーには悪いが、相手は”世紀の一戦”の見合うようなボクサーでは無かったからです。これが前戦のドネアだったら?、と思いました。
彼の、井上に惨敗を喫したロドリゲスとの試合を観ましたが、あわや1R、KO負けを食うところだった!(明白な判定負け)...彼は同じく井上に負けたマロニー(先のロドリゲスに僅差判定負け)とタイプが似てますが、あの亀のようなディフェンスはともかく、パンチの精度、多彩さ共にマロニーにやや落ちると観ました。
これを観た私は、あり得ないことが起こらない限り、99パーセント、井上の勝ち、序盤での決着は90と踏んだのでした。バトラーに前記の二人のように、より”ボックス”する意識があり、モンスターにノーガード戦法を取るような余裕が無ければ(決勝Rを待たずとも最初から出来た?)、おそらくそうなっていたでしょう。
それにしても、モンスターはディフェンス面でも過去の日本人ボクサーの中でトップクラスということを改めて認識しました。
バトラーがそれについて色々言っているのは、おそらくオチョクられた腹いせでしょう?...そういうことは、一発クリーンヒットを当てたら言うべきでしょう。
でも、私はモンスターには、“ナジーム.ハメド“(トリッキーな動きで一声を風靡した)のようなマネをして欲しくありません。
そうそう、バトラーのあだ名は、“ベビーフェイスト.アサシン(童顔の暗殺者)”と言うらしいですが、それは確か井上の米国などでのあだ名だったのでは?
その元祖は、前記ハメドを正攻法で破った、“マルコ.アントニオ.バレラ“なのでした。ああいうボクサーが私は好きなのです。井上は、今やバレラを超えたか?
もう一つの理由は、あまり四団体統一というものにさほど重みを感じていないからです。
私は今だに、世界のボクシング認定団体は“WBA”とWBC“しかない、というイメージが拭い去れません。両団体の並立時代が長かったということが大きいのですが、前の理由と関連して、その両団体のいくつかの統一戦~“デュランーヘスス戦(78年ライト級)“、モンソンーバルデス(76年ミドル)、レナードーハーンズ(81年ウェルター)などはいずれもその階級の二強の激突の様相を呈して、本当の統一戦という重みが感じられたものです。
ところが、真の王者が決定してから後、通例では再び各団体に分かれてしまうことがほとんどで、これでは統一した意味が無くなってしまいます。
井上が超級した後のバンタム級も同じ道を踏むでしょうが、元々統一されたものとして存在するものが本来の王座という在り方でしょう。
どうして各団体は、その本来性に帰ろうという動きを見せないのか、と思います。
だけど、今や名実共に真の王者は、誰の目にも明らかでしょう。
上のクラスに上がっても、実力でモンスターが”一王”に君臨してくれることでしょう。
コメント (8)
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