からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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仕事始め

2006年01月02日 14時45分25秒 | ライブスチーム

 家の仕事始めは4日のつもりですが、趣味には盆も正月もありません。というわけで雨の正月は外に行かず、作りかけの機関車製造を思い出すことにしました。廣津君から修理を依頼されているJR西日本の山口号と同型機のC575は、試運転を待つばかりですが、あいにくの雨で運転を延期しました。圧縮空気で動いても蒸気では動かないこともあるので早く確認しておきたいのですが・・・

本命のバークシャーは、これからエンジンの組立です。エンジンブロックやピストンを取り出してみましたが、実に考えられた設計です。不特定多数それも国際的に組立が始まるため初心者でも間違いにくい構造です。これまでなかった組立位置決めピンを付けてあり、水平や平行を出しやすくなっているようです。これまでは様々な問い合わせがメーカーにあったようですが、これで少し減るのではないでしょうか。ほんのちょっとした工夫で製造工程が改善される見本のように思いましたが、いかがなものでしょうか。 この先どう感じるか分かりませんが、ざくっとした感想です。

全てがいいと云うわけには行きませんが、旧来の構造を大きく変える改善が行われてC622バークシャーと振り返ってみると旧来の機関車から随分変わりました。確実な組立を実現する上で非常にいい改革だと思いますが、アスターの本音はこうなんでしょうか?

安くて作り易くて長持ちする機関車を提供してくれるのであれば我々ユーザーは嬉しいのです。バークシャーを作り始めてこんなことを感じています。

さて、今日の作業はドレインコック用のリンクを装着し、エンジンの組立に着手するつもりです。これから弁座と弁座の上を摺動するスライド弁の面を磨き出すことにします。金属の鏡を作り出す要領です。紙ヤスリでツルツルになるのは驚異です。手仕事を実際にやると見えなかったことが見えてくるから止められません。何事も自ら手を下さなければ見えないことが多々あるようです。(笑) IT分野でもまさにそうだったと思っています。