今日も暑い日でした。このところ雨も降らず撒水で水の使用量も増えてしまいます。井戸ポンプで頑張っていても小さな井戸では少々辛いものがあります。それにポンプ工事の後遺症で土砂が溜まっているのでポンプの弁が持ち上がり水が上がらなくなってしまいがちです。 という次第で昨夕水の抜けたポンプを分解し砂洗いです。 ゴム引きの重い鉄製弁ですが、予想通り小石を2,3噛んでいて水が抜けていました。 砂の溜まった各箇所を洗い流して無事復旧。 何でも修理出来るようになっています。(笑)
修理のついでに午前中は、昨日大失敗のライブスチームを手直しすることにしました。ボイラーと駆動系を分離し、過熱管を装着して機関車らしくすることです。 集中作業は涼しい午前中に限ります。 ということで朝のお仕事はサボりです。 HP向けの記録に付き少々趣味の中に入り込みすぎますが、御容赦下さい。(汗)
これが取り付けを忘れた過熱管・スーパーヒーターです。ボイラーから取り出した湿った蒸気を炎の中を潜らせることで温度を上げて乾燥した蒸気にします。もっともボイラー内は4kg/cm2の圧力なので湿っているとはいえ摂氏150度程度ある温度を更に上げるのです。曲がった部分が煙管の中に入ります。
ボイラーに過熱管を装着し、エンジンに取り付けました。シリコン系のシール剤で洩れ防止をしています。 煙管を通って出てきた蒸気はピストンに行く蒸気管に送り込まれます。その際、最前部の潤滑油タンクのシリンダーオイルが混じってシリンダーとピストンの潤滑をする仕掛けになっています。 釣り針のように曲がっている管は停止時に蒸気を噴出させて燃焼ガスを煙突から排気するための通風ノズルです。 線路幅45mmという可愛い機関車ですが、仕掛けは本物と同じです。 とはいえ本物は更に複雑な配管と機構を持っているのでこんなに単純ではありません。
むき出しですが、運転席を写しました。装置としては組立終了です。昨日問題を起こした汽笛弁は左上部の湾曲したレバーです。実は同じ問題を仲間のくりさんも遭遇したと報告をもらいました。どうやらメーカーの部品ミスか設計エラーかも知れません。 他の人はどうしたのでしょうか? 初めての人は頭を抱えることでしょう。 アスターさまいかがなものでしょうか?
まだまだD51半流線型としての姿を現しませんが、此所までで機能的な組立は終わりです。給水管から圧搾空気を送り込めばボイラー経由の配管で動輪は回転するはずですが、残念ながらこれで作業はしばらくお休みです。 此所までの工程はいずれHomepageに掲載予定ですが、ブログではこんなところでご勘弁下さい。 アスターで一番偉い人に言われたので急ぎ工程を進めてみました。(笑) まだまだ工程が山ほど残っているのでデビューはいつのことでしょうか。年末の声を聞くかも知れません。デンターなどは包装したままです。
あ、エンジンは1.2kg/cm2程度でも快調に回ります。後は蒸気洩れ箇所の見落としがないことを祈ります。老眼につき今一つ自信ありません。
午後から効率が上がらないもののお仕事、やっぱり好きなこととの落差は大きいですね。 牛の歩み、牛の歩みっと(汗)