からくり出張所

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K鐡道開通式

2007年11月19日 21時15分50秒 | ライブスチーム

 今日は朝からお仕事モードで慌ただしくしていたのでネタはあってもブログは放棄、トラブルも出てきて頭の痛い一日になりました。また明日に続くと云うところなので弱っています。日頃の行いがよろしくないので出てきた問題かも知れません。(汗)

といいつつ昨日参加してきた普段の悪行の一つであるライブスチームの運転会をちょこっと紹介します。武蔵野崖線に沿って流れる野川沿いにその鐡道はありました。4年以上コツコツと作業をして作り上げられたという5インチ(127mm)の本格的な庭園鐡道です。 山あり谷ありトンネルあり、更にはターンテーブルや本物そっくりのワイヤー式転轍機も備えています。当日が開通式ということで日本のライブスチーム界を牽引している方が此の地に大集結した感がありました。重さに弱い私にはとても手を出せる機関車ではありませんが、見るのは大好きです。ご近所の酔考氏と朝から15時近くまで楽しんでしまいました。

Dc111925 向こう岸から眺めると入り口は見学者で一杯です。流れている煙はもちろん石炭です。煙害といわれそうですが、ちょっとしたご愛敬です。小さな釜なので完全燃焼し蒸気が上がるにつれて消えて無くなりました。信号所のような建物はガレージ兼工場だそうです。

この日は大型機が5,6両集まってしまったので線路は渋滞気味です。6.5m半径という曲線であっても此のサイズの機関車ではカ-ブがきつそうで脱線した機関車も出てしまいました。さすがに6-70kgという重さなので45mmゲージのように持ち上げて線路に乗せることも簡単ではありません。いったん事故が起きると全線運休ですが、それもまた楽しのようでした。 オーナーのB20にも色々バグが見つかり改造案がその場で出てくるのは、やはり日本の重鎮が集まった場ならではのことでした。あと一台、なんと我が愛機の兄貴格のクライマックスが登場していました。実は吉祥寺北裏鐡道のお仲間Hさんの手になるものです。此の機関車には色々手こずっているご様子。 ギヤードロコ設計製作で世界的に有名なHさんが早速診断されて、いろいろ指摘されておられていたようです。此の機関車のライブスチームのオリジナルはこの方が世に送り出されたものです。 クライマックスに限らず、シェイハイスラーといったギヤードロコのライブスチーム製造を治具を含めで詳細な製作方法を開示されたので米国のライブ界は騒然としたと思います。 これらの機関車はLivesteamという月刊誌に数年にわたって連載され、単行本としても刊行されておりました。 20数年前に交通博物館でHさんのクライマックスを拝見し、歯車機関車に始まるライブスチーム狂いになったのは、あるいはこの方のせいかも知れませんね。(汗)

が、しかし、クライマックスもまだ青色吐息の運転のようで、歯車機関車なのに坂道に弱いという難題が出ていました。エンジンなのがギアなのかこれから切り分けが始まるようでした。原因もいろいろ絞り込まれてきたようですので是非とも完全にされることを期待しています。

Dc111932 ターンテーブルで蒸気上げ中のクライマックス。仕上げはこれからです。車体下部に駆動軸があり、台車の4軸全てが回る4WD機関車です。この日はボイラーは快調でどんどん蒸気が上がっていたようですが、エンジン系統になにやら不穏な動きがあったようです。それにギア系も、ということで復活を楽しみにしています。

Climax45mm 余談ですが、此の機関車が我が家にいる弟分の45mmゲージのクライマックスです。こちらは後ろのテンダーの台車も駆動する6WD機関車ですが、5kg程度、127mmの十分の一の重さしかありません。 ウチの鐡道会社唯一のラジコンカーです。

Dc111922 こんな光景が見られるのも大型機関車ならではです。逆光気味ですがその分煙が目立ちます。一斉に蒸気上げが始まると庭中石炭の臭いと煙が立ちこめました。しかも無風とあって靄っておりました。

この日の取材は、著名な鐡道模型雑誌社が二社、この日のことが月刊誌に現れるのが楽しみです。

こんな具合に世俗から離れた楽しい一日でありました。 今日のトラブルは此の反動か・・・・ 精進しなければ(汗)