からくり出張所

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市長の本が出た!

2008年01月28日 11時32分45秒 | 佐賀のこと

 半年続いた豊洲方面の大学での講師生活も昨日成績表を送って何とか終了しホッとしたところです。20名前後のつもりで始めたのですが、毎回30数名が出席し、50余名のレポートを見ることになり嬉しい(汗)悲鳴を上げておりました。 まあ結果は千差万別、勉強になります。(笑)  まあ、学外講師の話は聞くことに意味があるので継続出席が必要なのですけど講師のプレゼン能力の低さも問題だったのかも知れません。来期は落語を参考にもう少しベテランっぽくやりたいと思っています。(汗)

懸案の一つが終わり次の課題も浮上しましたが、たまの息抜きに八重洲ブックセンターへ出かけると嬉しいことに佐賀県武雄市長の樋渡啓祐さんが書き下ろした本が出来たてのほやほやで置いてありました。販売前のサンプル? 私が買ったので売り切れ。今週入荷することでしょう。 「力強い」地方作りのための、あえて「力弱い」戦略論 という長いタイトルなので日本で一番長い名前の本を狙ったかと思ってしまいました。

懐かしい話やら知らなかった裏話のオンパレードで一気に読み終わりました。総じてなるほどあれはこういうことだったのかと味わいながら読めました。 昨年五月連休に遭遇したささやかな(笑) 第二回目の温泉楼門市を知るものとしては隔世の感があります。あの時市長がゴソゴソ食べて「美味しかぁー」と感動していたものが楼門バーガーに仕上げられるとは当時は気付きませんでした。食べそこなっています。

武雄在住の方が全国版の本を出すというのは希有なことで大変嬉しい次第です。 全体を通して感じたのは細かい筋書きを追えるのは樋渡市長の動向をトレースしていた方だと思いますが、地方再生という大きなテーマで捉えると様々な施策が込められているように思います。 トップが総論を出して職員でブレークダウンする。この簡単なことが実行できないために苦労している組織が殆ど(私の居たところもそうかな?)のような気がします。ボトムアップしてもトップにその度量と感性がなければ殆ど潰されるのが関の山という状況の中で武雄市は幸せだなと思います。 市長にどんどん走ってもらって、出てくるものをフォローする。 > 武雄市民・職員の皆さま

 ご本人は確かに霞ヶ関時代を含めて走りすぎるきらいがあり、とくに首長になって以来東京の外野席からハラハラしながら見る場面もありましたが、結果オーライですね。 あれはどうなったのかなと思うことも色々ネタ晴らしがあり武雄市のファンとしては安心したり、やっぱりそうかと残念に思うことも多々あります。 この先も暴走?される場面があると思いますが、間違っていることを早めに気付かせるのも職員市民等々のお役目。ご本人も間違いを改めるに憚ることなしというお考えのようですから現在の疾風怒濤のスタンスでいいと思います。 走りもせずに権威に籠もっていることこそ大問題だろうなと本を読みながら感じました。 まだ30代の市長であるからこそ還暦に入った我々団塊の世代を含め周囲を大いに活用してもらいたいと思いました。(換言すればこき使う) 学友の諸君よろしくお願いします。(笑)

この先色々なアクションが飛び出しそうで周囲はハラハラドキドキかも知れませんが、市政3年目になる今年は市民や職員側からハラハラドキドキを市長にぶつけてみたらいかがでしょうか。 なんて考えてしまいますねこの本は。 

鐵ちゃんとして喜ばしいことが一つ、佐世保線・武雄温泉駅が何の変哲もない駅になりそうだったのを関係者の奔走で煉瓦張りのシックな駅に変身するようですね。駅のシンボルに植えた楠とともに鐡道の名所になることを期待しています。 西洋犬小屋になってしまったお隣の産土の地 高橋駅を思うに付け、オリジナルを残す、或いは地元とのつながりをいかに残していくかも大事だなと思います。 武雄温泉駅の完成が全国報道で流れることを期待しています。

昨年後半以来ドタバタしてトーンダウンしていましたが、樋渡さんの本のおかげで久しぶりに武雄市のことを書きました。