一転して暖かい朝です。朝の家事の締めくくりの洗濯を終えて一服中です。今日から山積みになった経理処理をやろうという気が起きています。気が変わらぬうちに仕上げよう。 週末の講義資料は印刷を終えました。 天気がいいとちょっとだけ前向きになりますね。宮仕え時代は強迫観念で働いていたようでしたけど、一人仕事は心構えです。オーナー次第でいかようにもなるのが個人企業ですが長年染みついた組織人間の残滓で苦労する最近です。 自分で決断するのは孤独な作業ですね。歳のせいかなぁー。(苦笑)
頭の痛い話はさておき、昨晩mixiで友人が書いた話から考えてみたミラーレス一眼カメラです。数十年間技術を積み上げたのが一眼レフでありますが、そこから離れた新方式にミラーレスと付けるところに行方定まらないカメラ界の苦悩を感じ取れるようだと一人で考えています。 そんなところへあの富士フイルムがフィルムを捨ててミラーレスを出すというニュース。(フィルムにもっと頑張って専念して欲しい。 無理か!)
これでミラーレス一眼に乗り出す企業がキャノンを除いてほぼ出そろったのでオールドファッションなデジタル一眼はどうなっていくのでしょうか。 世界を牛耳ることのできる数少ない業界の行方がどうなるかを注目して見ているのは我が国よりも他の国々に思えてなりません。
カメラ王国であった独逸は一眼レフ戦略を誤りカメラ技術史の彼方に去りました。 さて我が国はどう舵を取るのでしょうか? 当事者である各企業は右往左往か確固たる戦略の上で布石しているかどうかは分かりませんが、異なるレンズマウントスペックで次々の参戦にはユーザーとしては堪ったものではありません。 以前よく似たことがありましたが、それは通信プロトコルです。有力企業が小田原評定をしている間にあっという間にグローバルスタンダードとしてTCP/IPに代表されるインターネットプロトコルに席巻されてしまいましたけどカメラ界がそのようにならぬようへそ曲がりとしては祈っている次第です。
かってカメラ界を代表するがライカと云われたのはレンズマウントの融通性にもあると思っています。これを参考にもしてオリンパスやパナソニックがマイクロフォーサーズに足を踏み入れたのだと思われます。SONY(もとコニカ・ミノルタ)もライカマウントに敬意を表しているようです。 これからのミラーレスNikonやフジカ、キャノンがどのような路線を歩くのかあまり期待せずに眺めていきましょう。リコーも別の戦術のようですけど。 既にパナソニックである程度網羅的に旧型レンズ使用作戦を立てている私としてはよっぽど魅力がない限り今の路線を承継するつもりです。
とはいえ、10万を切るそこそこのカラーコントロールの出来たMマウントフルサイズCCDカメラ(^0^) が出れば一気に移りますけど。
写真は昭和五年製のライカD2。ボロは着ていても中味の機械は新品同様にメンテしてあります。今の機械が80年後にも使うことが出来るのか、これが機械の真骨頂と思うのです。
この様なデジカメスペック騒ぎは他人様製品の出来具合を見ながらもの作りをするという一番拙いパターンです。と云うことはデジカメもアイデアを含めて飽和してきたのでしょう。いっそのこと温故知新で古風な仕様に戻った方がもっとましかも知れません。写りをアートフィルターなるもので色々加減するのはフィルムでの出来具合を求めているのではないでしょうか? フィルム再ブレークを祈念しているのですけどね。(笑)
エコポイントとともに世間を騒がした3Dなる立体写真もそろそろ30年ごと流行りの終焉です。リンカーンの葬儀や日露戦争時代にも存在した立体写真を採り上げて最新技術と呼ぶマスコミに辟易していました。NASAの発表する火星からの写真は殆どが立体写真であったことをどれほどの人が知っていたのでしょう。 搭載したカメラを見ればどのような写真を撮ろうとしている位は分かりそうなものでしたけどね。
そして最近はスマートホンさまさまですが、パソコンの超小型化と思えばなんてことありません。逆に一般大衆に拡大することから引き起こされるセキュリテイ問題がそろそろマスコミネタになるのかと危惧しています。
自らの身は自らで守る。我が日本も同様ですが、それをあえて知らぬふりしているという大変嫌な時代が続いています。
これを書いている中に飛び込んできたジョブズ死すのニュースです。 「デジタルの行方を見ずにジョブズ逝き」 傑人に哀悼の意を捧げます。
と久し振りに書き殴りました。(ペコリ)
(追記) 2002年から2003年7月にかけてデジカメについてHomepageに書いていました。 今読むと時代感たっぷりですが、アナログカメラと色々使い分けており、今の私よりも真面目に写真を考えていたようです。 苦笑いしつつ読みました。消え去ったミノルタのデジカメ、なかなかいいカメラでした。NECのカメラは熱雑音が少ないので天文写真に最適だから譲って下さいとメールを貰ったこともありますが、未だにどこかに保管しています。 このリンクを飛んで読む人もいないでしょうから自分の備忘録としてこっそり追記しました。