からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

そろそろKingを思い出して

2013年02月25日 18時18分59秒 | からくり情報

 寒い一日でした。打ち合わせが終わったのが16時過ぎ、暖まろうとお風呂に湯を張り始めて一服しています。パソコン内の写真をパラパラとめくっていて思い出したのがGWR King George V の整備です。 二年前に着手した途端に震災が起きて修理台から転がり落ちる被害を受けて、その後やる気が失せてしまいました。 先日、アスターホビーを訪問しこの機関車部品を探してもらったところ見事に発見。やる気が出て来ました。

Dscn9412 この機関車は作成後20年以上放置されていたせいで油が黄色く回っています。更に、ランボード横の細い飾り板が至る所で剥がれています。これを元通りにするのが意外に難物と思っていたのですが、左右ともに新品を入手することが出来たのでラッキーでした。
シリンダー弁室先端から延びる軸は内側シリンダーの弁装置を作動するリンクです。弁を動かす装置は実機と同様に主台枠内に偏心カムがあります。

Dscn9400

もう一箇所の不備は赤い逆転機左に上下を結んだ汽笛管用銅管の配置が拙くてこのままでは後進フルギアに入りません。取り外して曲げ直しが必要なのですが、古い銅管は固いのでいやだなと思っていました。焼き鈍せばいいのですが、或いはと思い聞いてみたらこれも新品で入手しました。柔らかくて加工も簡単です。

ちなみにこの運転室機能は排水弁を除きほぼ装備されています。ボイラーがC型になっているのは意外でした。この頃からボイラー簡易化が動き出していたのですね。この写真で気が付いたのですが、水位計の径が最近のものと違い細長い特殊なもののようです。 これも入手しておくかなぁー。これまで破損したことは一度も無いのですが、予備がないとなると心配です。(^0^;)

どこまで分解するかまだ決めかねていますがとりあえず運転室を外すことから始まるでしょう。

Dscn9406 煙室は一度も運転していないようで真っ白ですが、ウール材が膨らんでいるようなので取り替えるつもりです。最前部の真鍮管は潤滑油タンクという変わった構造です。焼けないかと心配ですが、防熱してあるような気もします。

Dscn9402 もう一箇所いい加減な組立がこれ、逆転棒がネームプレートの前方にあります。本来はプレートの裏ですが、適当に組み立てられたことが伝わってきます。(笑)
既にこの状態のまま修理してしまった前進フルギア不備もありますが、こんな状況を見ると全分解する方がいいのかなぁと考えてしまいます。

自分で組み上げると機関車の長所や欠点も見えるのでやってみたいと思うのですが、整備場所と連続時間が欲しいのでそのための工夫を今一つ頑張ってからやるのがいいかも知れません。

Dscn9413

なかなか素敵な機関車なので復元しておきたいと思っています。四気筒の強力な機関車であるのも魅力ですから尚更です。

Dscn9410 何回か登場させた写真と思いますが、最後は全体像をご紹介いたします。

手がちょっと空いたので急いで作成。あとで見直しておきます。


レンズの新入生

2013年02月25日 10時24分43秒 | からくり情報

東京はお天気はいいものの寒い朝です。今日から月曜日、年度末も近いとあって忙しい方も多いことと思います。当方も何だか慌ただしい週明けです。一仕事終えたので走り書きしておきます。

一昨日昨日とドタバタしていました。昨日は五ヶ月になった伜の娘の初節句のお祝いで先方のご両親を含めて会食会でした。産まれた頃と違いしっかりしてきた二番目の孫に目を細めてきました。この感覚を爺馬鹿というのでしょう。何はともあれすくすくと育って欲しいものです。(^0^;)

そして一昨日の土曜日は、気になって仕方なかった銀座松屋の中古カメラ市を見学してきました。見学ですぞ。 のつもりでありましたが、早田カメラで早田さんにこれとレンズを指さし気が付いたらこの通りになっておりました。(^0^;)

Dscn2108 RICOH GXR+MOUNT A12 に見事に装着出来ました。当たり前ですが、ご存じない方には40年前のレンズが現代デジカメにぴたっと付くので魔法のようだと思われそうです。 とは自惚れ?

Dscn2105

往年の名機であるMinolta CLE向けに出された M-Rokkor 28mm/f2.8 です。 曇っているものが多い中綺麗なレンズです。フードもピカピカ。 見ているうちに伝票が作られていたのです。(^0^;)
以前から気になるレンズでしたが、偶然出会ったという感があります。グッとまけてもらったのでニッコリしました。

早速撮影出来るのが、デジカメのいいところです。APS素子なので35mmレンズの1.5倍の焦点距離なので使い道がありそうです。
銀座の裏通りが初ショットです。

R0012349

(M-Rokkor 28mm/f2.8 f4)
歩行者天国で賑わう銀座も一筋はいるとこんな具合です。

そして、数寄屋橋交差点で何枚か写して帰宅しました。

R0012351 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f2.8)
開放の写真です。

R0012353 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f4)
最近常用のf4です。

R0012354 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f5.6)
安定していると思われるf5.6。まだ比べると云うよりも記録として写しただけです。

R0012359 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f4)
そろそろ膨らんできた木瓜の蕾です。このレンズの最近接は 80cm でした。デジカメレンズとしてはちと物足りません。MinoltaのレンズをGXRに付けて使うのは確か初めてです。全体として地味な発色に感じますが、撮影条件がこれまでと違っていたとは思いませんけど、もう少し使ってみなければ。

今回の写り具合をみて使い方を考えていくこととします。

レンズを色々減らしているつもりですが、その一方で入って来るゼロサムゲームが続きます。(^0^;)
とりあえずは四の五の言わずに好きなものを充実させていこうと思います。

さてお仕事再開です。