あれあれ、前の記事から一週間も空いてしまいました。こんなことは初めてかも知れません。どうやら手がけ始めた一大プロジェクト(笑)のせいもあるのかも知れません。公私のスケジュールが立て込んで自分でも何が何だか分からなくなりそうです。かろうじてダブルブッキングからは逃げている状況です。
その結果、相変わらずの趣味なし生活ですが、暑さのせいもあるのでしょう。涼しくなったことだしそろそろ寝た子を起こさねばなりませんね。それにしても忙しい。人を亡くすとはよく言ったものです。 午後一番来客で打ち合わせ終了。 そして次の打ち合わせです。
それを終えて一服している時に思いつきネタの使い回しです。一度書いたような気もしますがお付き合いください。(^0^;)
たまにはこんなものを回してボンヤリ見つめたいと思うのは何かに追いかけられている証拠のようです。燃焼する炎を食べて作動する真空エンジンなるものです。
一見すると大きな弾み車から古典的内燃機関のようですが、燃料系の配管はありません。動力軸に弁用カムらしきものが付いており、シリンダーヘッドへとつながっています。
焦げているのはアルコールランプの芯で、この燃焼ガスをエネルギー源として動くのがこのエンジンです。
シリンダーヘッドには小孔があり動輪軸のカムに同期して円盤状の蓋が上下します。ピストンが上死点から下死点に移動する時にこの蓋が開き、高温の燃焼ガスを吸い込みます。
高温かつ低密度の燃焼ガスを吸い込んで小孔を閉鎖し、周囲のフィンで熱を放射すると気体は急激に収縮し低圧になります。その結果シリンダー内部が真空?となってピストンが上部に引き上げられます。
つまりこのエンジンは大気圧で動作するのです。ということは大変非力なエンジンで一体何の役に立つのだろうと歴史に埋没してしまった可哀想な動力装置です。スターリングエンジンではありませんので誤解なきように。
遠目に見るとこんな具合に動作します。ガスを吸い込む時にパコパコという独特の音を発生するのでなかなか楽しい模型です。
工夫すべきはシリンダーの潤滑でオイル溜があるのですが、一気に流れ下るので凧糸などで滴下量の調整が必要です。入手したままにしているのはちょっと情け無いのですが、手を付ける元気が出ません。
生の炎を使うので風には弱く、風防を工夫して燃焼が継続可能ににしなければ実用には供せません。楽しければまあいいか。
スターリングエンジンはバーナーの炎を直接当てることで風には強くなりますが、こちらはバーナーでは無理なようです。
と云う愚痴っぽいことから楽しい話題の掘り起こしです。
さあ、真空エンジンというものを検索してみませんか。