ふと思いついて土曜日に出かけたのが茨城県土浦市。もちろん酔考さんと一緒です。朝一番にお会いするまで例によって行き先など考えていませんでした。 今日は城下町訪問だということになり未踏の地である土浦に向かうこととしました。土浦は幕末時には九万五千石土屋氏の城下町です。未踏といいつつつくば学園都市での仕事の後はここから常磐線で帰宅していましたが、仕事でカリカリした頭では町を散策するなんて思いもしませんでした。それは酔考さんも同様で、まちなかには足を踏み入れていないそうです。
駆け足で一回りしましたが、予想以上に味のある町でした。迷路のような町筋は充分城下町の雰囲気を味わえるところです。お城に戻ろうとしても曲がりくねった道を右へ左と辿らなければいけません。市街地全体でオリエンテーリングを楽しむという感覚になりました。 戌歳の酔考さんがいなければきっと迷ったと思います。 土浦市もこの雰囲気をこれ以上壊さない施策が必要と思います。 というのは十年前の案内に載っていた真鍋宿の街並みが殆ど消え去り、住民も余り気にしていないようです。 むしろ「道路が綺麗に拡張されてよかったね。」と云ったところです。 車を使う人には不便かも知れませんが、貴重な歴史の資産は大切にしてもらいたいと思います。 壊すのは一瞬、元に戻すのは不可能です。その昔壊滅してしまった我が故郷、高橋の町がオーバーラップします。
もう一つ残念だったのは、霞ヶ浦のすぐ側でありながら、水路が殆ど暗渠化され古い土浦の街並みの写真とは全く違った町になっていたことです。勿体ないなぁーと思います。橋の名前の付いている交差点を幾つか見つけました。
桜橋という欄干の残る交差点から折れて古い商店街に入ってボンネットバスを見つけました。 桜祭り期間中土浦駅とつくばEX駅の間を無料運転しているようです。
このバスを見て古い蕎麦屋で大盛りと麦のジュースで昼食です。 今日は意外に暖かくて汗をかいたようなので良しとしました。(汗)
街角で見つけたがまの油の由来書。 この地域は筑波山の山麓間近です。 なるほど、また一つ勉強しました。
両岸を桜並木に仕立ててある新川?側で見つけた石屋さん(石傳さんだったかな?)です。立体的な彫りには驚きました。クリックすれば拡大できます。この灯籠以外にも立体ものが色々ありましたが、お休みのようでした。
また変なものを見つけました。真鍋の宿にいく途中、30年ほど前に廃線になったという関東鉄道つくば線のホーム跡です。線路の跡はサイクリング道路になっていました。すぐ近くに関東鉄道の本社がありました。
気ままにうろつきお喋りに忙しくて写真も上の空でしたので適当に並べてみました。
この後お城跡を一回りし、駅近くの老舗の箕輪という佃煮屋さんで鮒と公魚の甘露煮、川海老の串焼きをお土産にして土浦を後にしました。 その後も色々珍道中は続きましたが、まずはこの辺で締めといたします。(汗)
その取材で幾度も足を運びましたが、筑波に人を取られて、元気のないシャッター通りには吃驚しました。「ツェッペリン・カレー」で町興しをしてるようですが、どうなりますかねえ。
ツエッペリンカレーなど全く目にしませんでした。ボンネットバスが止まっていた近くの古い商家(案内所)の天井に3m程度のツエッペリンの模型がぶら下げてあったくらいです。
次回は霞ヶ浦側を回ってみようと思っています。
自衛隊の見学と船で佐原に出るコースがいいと地元に帰って教わりました。
イベントの時にしかカレーは作らないのでしょうね。
荒川沖駅近くの陸自霞ヶ浦駐屯地内に飛行船の格納庫跡碑と資料館が在り、霞ヶ浦沿いの陸自武器学校は予科練の跡とかであったと思います。
ただ通過するには勿体ない町というのが分かりました。