おっともうこんな時間か、と思う本日です。ほぼ一日家にいて仕事と言うより学生くんのレポートを集中チェック。 全体に言えることはスマホをコンピュータ通信システムと誤解してる向きがありそうです。物心ついた時からパソコンやネットに囲まれて暮らした人が殆どなので当たり前のことを掘り下げて考えるスタンスが無いのだろうなと感じます。スマホが最新技術と言えるものなのでこれには興味があるのでしょう。 「何故、どうして?」と繰り返し突き詰めていく態度が理工系には必要です。 それに文章力、これはいかんともし難いなぁ。他人様に理解して貰う文章を書くように心掛けなければ中身は間違っていなくてもレポートとしては半分の価値、この先の論文記述は辛いだろうなと同情いたします。(^0^)
それはさておき、昨日アスターホビーの工場見学をやって参りました。新型241Pの進捗模様も気になりますが、この先の製品はどのようなものだろうとBOSSさんとお話ししてきました。若い技術者Sさんとは運転会での蒸機性能やらオプションで面白いものが無いのかと雑談。そうこうしているうちに実験部品を頂戴しました。アスターが入門機に位置づけて居るクラウスのブラスト音を増幅するかも知れないものです。
オリジナルは銅管ノズルが無い中空ボルトですけど、ノズルを付けてラッパ状になっている本来の排気管に突っ込みます。煙突の構造が煙突、内部の管、更にこのノズルの3重構造ですが、さてどのような音に変わってくれるか楽しみです。本日取り替え終了。
そう言えばJNR B20 用のchuff pipeを落札しておりますが、排気管をカットすることからまだ未着手です。
細い笛状のものですが、ピッコロみたいな甲高い音かと思いきや意外に低音が出るので存在感を感じるかも知れません。
さて、上述のクラウスですが、小さな車体に機能の天こ盛りです。盛り過ぎだと嫌う向きがあるようですが、私はこの小さな車体に目一杯盛り込んだ日本の工芸品の代表のような作品は好きです。コストダウンを如何にやっていくかは更に工夫が必要ですけど。
松山市の坊ちゃん列車だと言えばお分かりだと思います。あちらはエンジンで動く紛い物ですけどこちらは正真正銘の蒸機です。
運転室はご覧のようにフル装備です。左から水圧ポンプ、加減弁、水位計に付けた排水弁押しボタン、逆転機、右下が燃料タンクです。
ひっくり返すと第二動輪のカムで駆動する軸動ポンプが付いています。右側の黒い筒は第二ガスボンベで、これがあるので長目の運転が出来ます。
煙室扉も開くことが出来ます。ガス焚き機関車にはよく見受けるセンターフリュー型ボイラーです。中央のパイプが排気管です。先の部品は更にこの内部に立っているわけです。ガス釜の場合は燃焼ガスはガスの圧力で外部に排出されるので煙突からの排出にはさほどこだわりません。アルコール焚きとは設計が異なることが多いのでちょっと面食らいます。
このように機能を沢山盛り込んであるこの機関車は、作るにも運転するにも面白い蒸機だなと思っています。ガス注入が難しいのが課題と思います。まあそれも楽しみですけど。
肝心な走り装置を忘れていました。安いライブに見受けられるスリップリターンクランク式では無く、正当なスチブンソン弁装置を備えています.これも偉い。(^0^)
走るのは大丈夫かというとご覧の通りです。
からくり名人のHさんが作り上げた2-3kgあるスターリングエンジン機関車を牽引するクラウスです。製作後最初のロングランですが、無事動いてくれました。
と云う面白い機関車なので興味をお持ちの方はアスターホビーに問い合わせされたらいかがでしょうか。 でもまだ残っているのかなぁー。(^0^;)
この機関車のPRになったようですが、入門機としてなかなかいいのではないかと思い一気に書きました。Homepageに製作日記を残しているのでそちらもご覧下さい。
お話しの通りだと思います。特に小型であればあるほど音が良くないですね。ガス焚きは燃焼音が大きくて実感が湧きません。
クラウスは組み込みましたが、B20は手付かずです。近日中に確かめたいと思います。が、さてさてこのところ時間がありません。
京都ではテンダー機で仕掛け無しに大きな音を出せました。