地元ネタかも知れませんが、一年ぶりに四季八寸という知る人ぞ知る地元の店に行ってきました。この店に行くのは暮らしが落ち着いたときが多かったので、行かなかったこの一年は疾風怒濤だったかも知れません。
たまたま子供達不在の一昨日、家事に追われ外食することとして駅前まで出て思いついたのが表記のお店です。 ここは懐石風のコースのみなので気軽にというよりもゆっくり食事を楽しむ店です。ご主人もマスコミに露出する気はまったくなさそうです。この日は一番安い八寸というコースです。菊海老酢物、鯛昆布〆お作り、ジャガイモ団子、今年最後の松茸土瓶蒸し、焼き物、揚げ物、デザートで3,500円。堪能できました。が、一昨日のメニュウを既に失念。酔ったせいなのか・・・(汗)
お酒は宇都宮の四季桜に変わっていました。この酒はカミさんともども好きな酒ですが、置いているお店は殆どありません。 実は10年ほど前の大雪の日、やっと経堂駅にたどり着き、この店に入りました。その日、神田にある神田和泉屋さんで買った四季桜の一升瓶を下げていたのですが、ご主人が栃木出身と聞いてこの酒を披露し料理の美味さに感動しておいてきたのです。
それから10年?でしょうか。四季桜という名前を覚えていて最近探し当てたそうです。お店で使っていた蔵が廃業するのでその代わりとして思いついたとのこと。 結局、神田和泉屋でしか入手できないことが分かるまで大変だったと後日談を聞き、知っていたらさっと教えてあげられたのにとカミさんともども笑ってしまいました。 数種類のサンプルを買って帰り、花神という銘柄が店の料理に合うのでこれに決めたそうです。 四季八寸に四季桜、この組み合わせは素晴らしいと思います。 この日も料理とお酒を充分堪能しました。 お店の飾り付けは、ご主人が山で見つけてきた蔓や木の枝を巧みに組み合わせてありその領域でもセンスの良さを感じます。 経堂らしからぬこのお店が健在であることにすっかり嬉しくなり、また機会を作り行くことにします。もちろん大蔵大臣同伴であります。(笑)