からくり出張所

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憧れの機関車

2009年07月01日 21時18分38秒 | ライブスチーム

 遊び回った先々週の反動でこのところ殆ど出かけることもなく仕事モードで自宅に居ることが増えてしまいました。この間、その昔に買えずに涙した機関車情報が入り、どうしようかと揺れ動く期間でもありました。マニュアルを入手しチェック、結局適価な複雑系機関車であることも分かり思い切ってウチに呼び込んでしまいました。細かく見ると課題満載でありますが、再生プロジェクトを立ち上げるには最適な機材でありました。 30年近く気にしていた機関車なので少々駄目でも何とかしてあげなければという気持ちです。 時を同じくしてお仲間が私には真似のできない完全再生にチャレンジ中です。その記事を参考にさせていただきボチボチ進めてみようと思っているところです。 私の経過はいずれHomepageのネタにするつもりですが、ここではトピックス的なことを採り上げていくつもりです。

Dc062730 見かけはご覧のような機械の塊のような1984年頃発売された機関車模型ですが、その実、問題点が色々ありそうです。 キットを組み立ててまま長い期間放置したままになっていたようです。 幸か不幸か一度も火を入れられた形跡もなくオイルや煤の汚れもない新品もどきでありますが、動かさなかった機械は場合によっては始末に負えません。 当時完成品で供給されていたエンジンは別として全部バラバラにした上で組み立て直すつもりです。 こんな覚悟を決めると毎日に気合いが入ってくるから不思議ですね。(笑)

我が家には1982年に作ったギヤードロコのClimaxが今でも元気に活躍中です。是非ともペアで活躍させたいと思います。

この機関車は現在も 米国 West Virginia州 Cass Scenic Railroad で動いているようです。 この6号機の重さは160噸あり日本のC62をサイズや軸重でも超える大きさで現地ではBig sixと呼ばれています。たかが森林鉄道と云ったら恥をかいてしまう巨大なギヤードロコです。 彼の地の写真では、190cmある大男の頭がシリンダーの下部にも届いていません。狭い日本の機関車では考えられない山の中の機関車です。数年前に偶然手を入れたVHSテープにはまだ整備前のこの機関車、Western Maryland SHAY 6号機の工場入り光景が写っていました。これも何かの縁でしょう。(笑)

先年作成したC622と並べてみたところC62が気持ち大きめです。変だなと思いましたが、1/30縮尺でした。これは1/32なので実物はやはりWM-SHAYが大きいと云うことを模型でも認識しました。

Dc062708

車体の横に付けられた縦型三気筒エンジンの力を左右に延びるシャフトで各動輪に伝える構造です。1:2のベベルギアで駆動方向を直角に変換し力を倍増しているので急勾配など何のそのの機関車です。 日本で有名なのは台湾・阿里山の18噸や28噸SHAYですが、こちらは重量160噸というからその巨大さを想像出来ると思います。

模型でも此の時代(1984年)のアスターはギヤードロコ供給に熱心でした。 このエンジンは、ボア10mm、ストローク12mmの小型機関車並みのエンジンサイズで、しかも三気筒なのでパワーは大型機並みです。 ギアでパワーアップした連結器出力は1.2kg程度、速度では比べるべくもありませんが、英国最強の四気筒機関車Duchessの1.08kgを越えるパワーです。 45mmゲージのライブスチームでは強力な機関車の部類に入ります。

Dc062705 エンジンを拡大して見ました。120度位相のクランクシャフトの軸受けにはボールベアリングが使われて前作の阿里山SHAYエンジンとは構造も含め天と地の差があります。 弁は実物と同じくスチブンソン弁装置と云う仕様です。 ただしこの機材はオイルタンクもカラカラで動かした形跡が全くないのが気懸かりです。 それにダミー空気圧縮機周りの配管がありません。ここだけでなく随所で手抜されているようです。 それに白い瞬間接着剤の跡・・・

という状態の機関車をこれから再生です。のんびりとストレスを溜めないように仕上げていきたいと思っています。 現在作業手順や必要部材を準備しているところです。これもまた楽しみですね。


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