安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
泥棒を捕らえて縄をなうことを称して「ドロナワ」と言うらしいが、被害に遭ってから慌てて
電気柵を回すのも「ドロナワ」そのもの。
予め備えていれば何の憂いもなく収穫期を迎えられるのに、そうしないのが「オレ流」。
元中日監督の落合の「オレ流」と異なり何のポリシーも無い。
単に仕事が後手後手に回っているだけのことに過ぎない。

(ソーラー式の電源)
結局、三日連続して三ヵ所に電気柵の設置を行った。
電気柵を回す前提として「草刈り」が必要たが、それにかなりのエネルギーを割いたので
少々疲れが蓄積してしまった。

(こちらの電源はバッテリー。価格的にはこれが一番安価なようだ)
多賀城から来た植木職人が高所作業の危険も厭わず精力的に庭の剪定を行い、無時に完了した。

その御礼を兼ねて宿泊先の市野々の叔母宅を借りて慰労会を開催した。

80歳を迎えた叔父は長年ソフトボールのピッチャーとして活躍した頑健な肉体を誇っている。
それでも「来年まで命があるかどうか分からない」と弱気な発言をしていたので、「生きて
いたら来年も是非」とお願いをした。
しかし、叔父の「若さ」からしたら「あと5~6年は大丈夫」と見込んでいる。
電気柵を急ぐのは家の後ろのトウモロコシ畑だけかと思ったら大間違いだった。
後山の枝豆畑の草刈りをしていたら鹿の食害が目立った。
そのまま刈り進んだら下隣の畑に立派な体格、立派な毛並みの青年鹿が悠然と枝豆の葉を食べていた。

草刈機のエンジン音や私の姿に気付いても逃げる気配も無かったので、近づきながら大きい声を出して
追い払ったが一時凌ぎでしかない。
これ以上被害を大きくしないためには「今日中に電気柵を回すしかない」と思い、一旦家に戻って
「電気柵の七つ道具」を揃えて出直した。
周囲600m超の枝豆畑を二人がかりで囲い終えた時、既に辺りは暗くなりかけていた。
当分雨は降らないはずだったが、週間天気予報が突然のように「傘マークの羅列」に変わった。
雨が降るとトラクターは畑に入れなくなる。
枝豆畑の草刈りは一旦中断し、大豆畑の「中耕除草&土寄せ」を優先することにした。

(中耕除草を終えた畑。昨日の写真の逆方向から写している)
幸いなことに今日の雨予報は外れたので、午後半日かけて8割相当を終えることが出来た。
残りは「水はけのいい畑」なので雨の後でも数日後には支障無く作業が出来るものと思って
いる。
小麦刈取り後の二毛作の大豆が芽を出した。
中耕ディスクを使って「除草兼土寄せ」をする時季を迎えているが、枝豆畑の周囲や畑の中の
除草を優先したい。
今やらないと「手遅れ」となり、我が家の目玉商品である枝豆の出荷に支障を来たすことが
危惧される。

管理機から中耕ディスクに替えた初年度なので「雑草対策」の要領が掴み切れていない。
畑周辺の草刈りは従来通りでOKだが、畑の中で一部雑草が繁っている箇所をどうするかが
悩み種。
何とか「最善の策」をひねり出さねばならない。