霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「子は鏡、親の悪がみな映る」

2024-12-25 18:57:07 | 家族
 実家の母は来月末で101歳を迎えるが、施設暮らしが続き孫子の判別
も出来なくなりつつあるようだ。
 元気だった頃の母が頻繁に口にしたのが「子は鏡、親の悪がみな映る」
だった。
 不出来な子を愚痴る息子を思って戒めたものだった。
 「的を得た」母の箴言が今頃になって気になり出し、語源を調べたら
ドロシー博士の詩にあった。
 ソニー創業者井深大著「幼稚園では遅すぎる」を読んだのも子供達が
大きくなってからだったが、「子は親の鏡」にも早い段階で触れていた
「もっとまともな子育てが出来たものを」と悔まれてならない。
 若い頃、石原慎太郎の「スパルタ教育」を読んで影響を受けてしまい
子供達には申し訳ないことをしてしまった。


 (薄く積雪のある畑を耕起)

          「子は親の鏡」

 けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
 とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
 「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
 励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
 広い心で接すれば、キレる子にはならない
 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
 親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
 やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
 守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
 和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところ
 だと思えるようになる

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干し柿

2024-12-18 04:46:18 | 家族
   干し柿作りを成功させるのは簡単なことではない。
   天候に左右されるだけでなくカラスや獣の襲撃から護ることも必要となる。
 今年は天候に恵まれ、二階のベランダで薄いネットで覆ったことが幸いし
「立派な干し柿」となった。
 甘い物にあり付けることが少なかった子供時代、干し柿は冬場の貴重な
オヤツだった。
 祖母や母の労作を、特段感謝の気持ちも持たないまま当たり前のように
して食べていたように記憶している。


 今回、妻が超多忙な毎日の隙間を縫って「孫達に食べさせたい」一心で
作った干し柿は、間も無く東京行きとなる。
 甘い物に不自由しないどころか摂取過多気味の今の子供達が「干し柿」を
歓迎してくれるかは怪しいものだが、せめて感謝の気持ちと共に賞味して欲
しいと願っている。
 それを親が「言って聞かせる」ことも必要なのかもしれない。
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遅れてしまった七五三のお参り

2024-12-09 19:38:59 | 家族
   朝の9時過ぎ、東京駅で待ち合わせていた妻と長岡のお母さまと合流し
新宿駅から代々木八幡宮へタクシーで向った。
  ところが、到着したのは大宮八幡宮で、不愛想なタクシーの運ちゃんが
悪意を持って遠くの神社を選んだのだった。 
 しかし、田舎者は「東京ではこの神社を代々木八幡宮と称しているもの」
とばかり思い小一時間ほど過ごした後、予定した時間が近づいても孫達が
来ないことで初めて「八幡宮でない」ことに気が付いた。


 
 レシートに書いてあったタクシー会社に直ぐ抗議するとともに配車を
依頼し急いで八幡宮に向ったが、着いた時には所定のセレモニーは既に
んでいた。
 辛うじて家族揃っての写真撮影に間に合うことが出来たものの、タクシー
会社との対応に追われた私が撮れたのは孫娘の後姿一枚だけだった。



 タクシー会社は「往復のタクシー料金は弁償する」とのことだったが、
領収証を貰っていなかったら連絡先が不明で「泣き寝入り」するしかなく
孫達の晴れ姿を見逃すことになるところだった。
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次男もボケが進展?

2024-12-03 05:51:17 | 家族
    妻も私もスマホを常時携帯している訳ではないので東京で暮らす次男は固定
電話に連絡して来ることが多い。
   夕方、暗くなってから帰宅し着信履歴を確認したら次男から昼と三時過ぎに
電話が入っていた。
   直ぐに連絡したら「電話をした記憶が無い。間違ってかけたのかもしれない」
とまで言い切った。
 そして、その10分後「思い出した。今日はお父さんの誕生日なので電話を
したのだった」とのこと。
 齢50にして既にボケが始まっていた。


   
 去年の春に植菌していたホダ木にナメコが出始めた。
 広葉樹と違って杉林の下なのでゴミが付着するのが難点だが、美味しさ
は菌床栽培の比ではない。
 毎日、結構な量が期待出来そうなのでナメコ入りの芋の子汁、味噌汁、
うどん、蕎麦が愉しめそうだ。
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「私には夢がある」(I Have a Dream) その三 跡継ぎ (最終章)

2024-09-26 18:48:51 | 家族
 孫娘と産直巡りをした際「歳の離れた『跡継ぎ』です」と胸を張ったのは
誇張でもハッタリでもない本音だった。
 その後、孫娘が産直巡りの車の中で「跡継ぎって何?」と訊いて来た。
 咄嗟の質問にどう説明すべきか迷ったが、「運動会のリレーに例えれば、
バトンを受け取る人のこと」と話し、続けて「ご飯、野菜、果物を毎日食べる
ことが出来るのは作ってくれる人がいるからで、食べ物が無いと人間は生きて
行けないので農業が一番大切な仕事なんだよ」と補足した。
 どの程度理解したかは不明だったが孫娘は「フーン」とだけ答えていた。
 帰宅後に家族が揃っているところで産直での「跡継ぎ宣言」を報告したと
ころ、娘が「それを負担に感じることは無いからね。自分の自由に生きて
いいのよ」と孫娘を慰めるかのようにしながら自分自身を正当化していたが、
「跡継ぎ指名」をブレッシャーと感じるか光栄と受け止めるかは人によって
異なる。
 「鶏口となるも牛後となるなかれ」はけだし名言。
 孫娘が「鶏口となる道」を選択することを願って止まない。

 昨日が稲刈りの最終日。
 猛暑対策のため掛け流し給水にしていたが、お盆過ぎに止水するのを忘れて
しまったため湿田状態の稲刈りとなり苦戦を強いられた。
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