安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
就農して満10年が過ぎた。
当初予測した通りの展開となったものもあるが想定外の事も少なくなかった。
田舎の悪しき慣習と市役所のデタラメな指導等に腹が立つことが多く、当初は四方八方に噛みついたが、
それでは「ストレスで身が持たない」と思い直し、一時期は「見て見ぬ振り」を決め込んだ。
しかし、5年前に起きた福島原発事故が大きな転機となり「ダメなものはダメ」とするスタンスを復活
させた。
一方、「農業で自立する」の経営目標はほぼクリアできたと思う。
しかし、自立経営は達成できたものの「今のやり方で長く続けることは困難」ということにも気がついた。
新年からは「大きな方向転換」を念頭に入れて取り組むことにしている。
今年の仕事納めは「鶏舎の金網をビニールで覆う」が最後となった。
暖冬なので例年よりも一月ほど遅くなったが、東側と南側がビニールで覆われた鶏舎はハウスの中の
ように温かくなった。
今月中旬に紹介した転作田の畦畔の除去問題について、市役所の担当があまりにも杓子定規なので
農水省の担当に直接見解を求めた。
その結果、途中経過では種々あり日数もかかったが最終的に「要望が受け入れられる」形で決着
した。
お陰で「一石三鳥の見直し策」として何年かかけて除去して来た畦畔を「再度作り直す」という愚を
演ずることがなくホッとしている。
各種法律や制度で運用上の疑義が生じた場合は「その目的」に照らし合わせて解釈すべき。
その意味では農水省の担当が折衝当初に示した「中山間地支払の目的は耕作放棄地をこれ以上増やさ
ないことなので耕作していれば構わない」との非公式見解が一番妥当に思える。
(新年を迎えるので新しい籾殻を追加した)
[以下市役所経由で手交された文書の関係部分]
中山間地の田については運用通知で「たん水するための畦畔及びかんがい機能を有している土地」と
定義しているが、解釈の範囲として、転作作物が作付けされている場合で、大型機械の進入や排水性の
確保等、営農の都合上、止むを得ず畦畔を除去している田については、一般的に農家が所有する機械で
復旧可能なものに限り、たん水機能を有しているものとみなす。
今年の1月に若くして急逝した「つー助さん」こと「サングリーンさとう」の佐藤剛さんには随分と
お世話になっていた。
私は弔辞を奉読してお礼を述べたが生産部長は葬儀に参加出来なかった。
一度お邪魔して「お線香を・・・」と機会をうかがっていたが春や秋の彼岸にも実現しなかった。
(♭雪の降る夜は楽しいペチカ~。薪ストーブの部屋でアオバタ豆の選別)
年末も押し迫り「このまま年を越してはならない」と思い立ち雪道を走り金成の自宅に向かった。
ところが、自宅前で脱輪してコンクリートの側溝の角で車をパンクさせる事故を起こしてしまった。
「遅いぞ!」との天からのお叱りの声だったのかもしれない。
故人の目指していた「野菜専業農家」は、同世代の御両親が立派に引き継いでいてホウレンソウ
収穫の時間を割いて対応してくれた。
御両親が頑張っている姿を拝見し「励ますつもり」が逆に励まされたような気がした。
毎年開催されるバドミントンの大会で最も重視しているのが昨日開催されたダブルスの大会。
シルバーペアとして長年コンビを組んでいるMさんと切磋琢磨しながら四部と五部を行ったり
来たりしている。
前日の練習中、プログラムで予選リーグの相手を見た仲間が「どちらも勝てる相手でない」と
断言するのを真に受け、翌日のスタミナを考えることなく練習に励んだのが裏目に出た。
無欲で臨んだ第一戦はなんとダブルスコアで圧勝し、決勝トーナメント進出をかけた第二戦も
接戦の末一セット目を取った。
その時点で「早めに負けて午前中に帰る」と言った妻との約束を思い出した。
それでも「今は仕事よりも勝負が優先」と割り切った。
しかし、Aケミチャンの言によると「2,3セットは熊谷さんの弱点を突かれた」とのことで
敗北を喫してしまった。
「私の弱点は何?」と訊いたら「スマッシュとれない。ドロップとれない。スタミナない」と
Aケミチャンの明快な答えが直ぐに返って来た。
我が家が「カカア天下」であることは今に始まったことではないが、所属する
バドミントンクラブのフォルティシモも女性上位で、今日のダブルス大会にペア
で出場したAケミちゃんとUさんの二人が牛耳っている。
(女子1部のリーグ戦。20代前半の若手が初戦の相手だった)
二人とも美人で人柄も素晴らしいのでメンバー全員が二人の女王様を敬愛して
やまない。
バドの技術的指導は勿論のこと大会への参加申し込みから懇親会の開催や幹事
役まで丸抱えでお世話になっているので足を向けて眠る訳には行かない存在と
なっている。
私の相方のMさんはセクハラ発言の常習犯だが、この二人には全く相手にされない。
(長いラリーの連続でスタミナ負けを喫してしまった)
今日の大会に備えて昨日の練習に参加した際、Uさんとこんな会話があった。
Uさん「熊谷さん明日は何部に参加するんだったけ?」
私「昨年間違って5部で優勝したから今年は4部だよ」
Uさん「ヘェー、デ部に参加するじゃなかたっけ?」
私「・・・・・」