霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

認定農業者の研修会 その三

2025-01-29 20:48:45 | 経営
    先日のブログで紹介したように  講演後のグループデスカッションのテーマは
「新たな農業の担い手の育成について」だった。
   私は、「サラリーマンと異なり農業には自由が有り、創意工夫が活かせる素晴
 らしい職業と思っているが、後継者が育たないのは所得が低いためなので、生産
力の向上のみならず販売力やマネジメント力も養い、事業として成り立つ農業を
目指すべき」と主張する共に「国の施策に頼って『おんぶにだっこ』状態は危険
極まりない。梯子を外されても自立出来るよう『転ばぬ先の杖』を用意して置く
ことが必要」と持論を展開したころ他のメンバーの賛同も得られた。
   最後に、グループ毎に検討結果を発表する場が設けられたが、他グループの発表
は「他力本願やグチ」に終始し能動的に解決しようとする意欲に欠けていた。
   我がグループの発表者はリンゴ園を営む41歳の若手農業者だったが、内容は
勿論のこと「まとめ方や発表の仕方」もダントツで、おくたま農産の小野寺代表
共々「素晴らしい」を連発して絶賛の拍手を送った。



 耕起中の田んぼには既に雑草が芽を出していた。
 春になってからの耕起で退治することは困難なので、早朝の氷点下4~5℃の
冷気で「凍死させる」ことも期待している。 
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認定農業者の研修会 その二

2025-01-25 08:08:35 | 経営
 昨日の研修会で新たな「気付き」が何点かあったが、耕地別の作業記録
もそのひとつだった。
   毎日記録している作業日誌は人単位の記録だが、それ以上に必要なのが
耕地別の作業記録だった。
 これまでは、必要性を感じつつも手付かずのままとなっていた。
 特に畑の場合は播種後に繰り返し中耕除草を行うが、その間隔があき過
ぎて「手遅れ」となることが多く、雑草との闘いに負け続ける大きな要因
となっていた。
 耕地別があれば確認も容易でタイムリーな除草が見込まれ、しかも
KSASを利用するまでも無いことから、早速、耕地別に記録できる
フォーマットをエクセル上に完成させた。


 奥様はホウレンソウ等のハウス野菜と併せて雪の下から白菜や赤カブを収穫
して来て出荷を始めた。
 産直では品薄の関係もあってか即日完売が続いている。
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認定農協者の研修会

2025-01-24 19:42:23 | 経営
    認定農協者の研修会には毎回参加している訳ではなかったが、今回の講師
が岩手町で90haの畑で露地野菜を作付けしている(株)アンドファーム
の三浦取締役販売部長だったので参加することにした。
   特に耕畜連携に取り組んでいる点に関心があったが、時間が無くて詳細を
聞くことは出来なかった。
   それでもクボタのKSASを活用したスマート農業の実践例は大いに参考
になった。


 講演後に5グループに分かれてディスカッションを行う場が設けられ、
私のグループは「担い手の育成について」だった。
 私は「後継者が育たないのは農業が儲からないためなので、生産力の向上に
努めるだけでなく販売力やマネジメント力を養い、事業として成り立つ農業を
目指すべき」と持論を展開した。
 たまたま同じグループに奥玉農産の小野寺代表も同席する幸運に恵まれ極め
て有効な情報交換をすることが出来た。
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減価償却費の計算

2025-01-20 08:08:00 | 経営
    農作業の大半は機械に頼っているため抱えている数は半端ではない。
   そのため税務申告時の減価償却費の計算が大変で、エクセルを利用して計算
しても申告書には毎年全データの投入が必要となり一日掛かりの大変な作業と
なっていた。
  e-Tax申告が可能となり国税庁の確定申告書作成コーナーで前年度データ
が利用出来るようになって、ようやく繁雑な投入作業から解放された。
   前年度までの分は稼働月数を入れるだけで済み、当年度の新規データは
品名、価格、定率法or定額法、耐用年数、稼働月数、専用割合等々を投入する
だけで自動計算してくれるので大助かりとなった。



   作成コーナーで作成した申告書の保存方法は通常のPCと異なり、作業を
終えた時点で「ダウンロードに保存」をクリックしないと労作がゼロ復旧し
てしまうので注意が必要。
 当初、私は気付かないまま何度も何度も苦汁を舐めた苦い思い出がある。
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将来への布石

2025-01-11 17:27:49 | 経営
    地域の担い手として耕作面積が増えると手が回らなくなることから「可能なも
のは外注する」を基本としている。
   今年も二カ所の伐採作業を森林組合に依頼し、作業開始は春からとなるが既に
見積書を受け取っている。
 また、その後に後山の畑の土木工事も外注する予定としている。
 いずれも大きな負担となるが、「現金支出の伴わない減価償却費」の範囲内の
出費に留めるようにしている。



 借金をしない限り「作業の効率化」と「後年負担の減少」に向けた投資
惜しまないようにしている。
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