「戸別所得補償制度により米の取引価格が下がった」という農家の嘆きをよく耳にしていたが、我が家にはあまり関係のない話しかと思っていた。
しかし、長い付き合いとなっている取引先から一方的に「値下げを通告」をされてからその深刻さに初めて気付かされた。
全国的に常識となりつつあるこの現象は、政府の政策の良し悪しではなく契約当事者である「農家の力不足」から来ているのではないかと捉えている。
価格に不満があれば契約をしなければいいだけの話しだが、そうはできないガンジガラメの環境を農家自らが作って来たように思える。
我が家も不満タラタラながらこの一方的な提案を受け入れるより選択肢がない立場に置かれている。
元々農家はJAや市場にオンブにダッコで「あなた任せ」の価格設定に甘んじて来た長い歴史がある。
急に「自力営業に徹して対等な契約関係に立て」と言われたとしても出来るはずも無い。
しかし、心ある農業者ならこんな「屈辱的な取引関係」から早く脱却したいと考えるのは当然のこと。
以前からその志しを持って取り組んで来たつもりだったが、今回の件で更にその思いを強くした。
今日でモチ米分の稲刈りが終わった。
稲刈りが進むに連れて集落内の「黄金の海」の景色も変わりつつある。
残念ながら収獲が無事に済んでも農家には「黄金」どころか「小金」さえも残らない可能性が高い。
しかし、長い付き合いとなっている取引先から一方的に「値下げを通告」をされてからその深刻さに初めて気付かされた。
全国的に常識となりつつあるこの現象は、政府の政策の良し悪しではなく契約当事者である「農家の力不足」から来ているのではないかと捉えている。
価格に不満があれば契約をしなければいいだけの話しだが、そうはできないガンジガラメの環境を農家自らが作って来たように思える。
我が家も不満タラタラながらこの一方的な提案を受け入れるより選択肢がない立場に置かれている。
元々農家はJAや市場にオンブにダッコで「あなた任せ」の価格設定に甘んじて来た長い歴史がある。
急に「自力営業に徹して対等な契約関係に立て」と言われたとしても出来るはずも無い。
しかし、心ある農業者ならこんな「屈辱的な取引関係」から早く脱却したいと考えるのは当然のこと。
以前からその志しを持って取り組んで来たつもりだったが、今回の件で更にその思いを強くした。
今日でモチ米分の稲刈りが終わった。
稲刈りが進むに連れて集落内の「黄金の海」の景色も変わりつつある。
残念ながら収獲が無事に済んでも農家には「黄金」どころか「小金」さえも残らない可能性が高い。