安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
不作の枝豆だが8月末から毎日収獲が続いている。
何故か今年は「根張り」がいいため、引き抜くのに両手を使う枝豆が多く、腕の力だけでなく
足を踏ん張り腰を入れての「力戦」も少なくなかった。
そんな連日の「筋トレ」の成果が、先日のバドの「会心の勝利」にも繋がったようにも思える。
「豆引き」で一ヶ月余に亘って鍛えた足腰と腕で30kgの米運搬に挑戦した。
袋詰めした玄米を軽トラに乗せ、20m先にある穀物倉庫に積み重ねる作業を半日続けた。
毎年続けている恒例の作業だが、途中で「息切れはする足腰は痛くなる」で大変な思いだった。
生涯現役を標榜する身としては、「この歳で弱音を吐く訳には行かない」と思いつつ、来年以降が
やや不安になって来た。
昨年は籾摺機(ライスマスター)の故障で半日無駄にしたが、今年は次工程のグレードパッカー(玄米を
計量して30kg単位で袋詰めしながら、クズ米を取り除く機械)のクズ米を排出するベアリングの故障で
仕事がストップした。
クボタのOさんが修理を終えたのは夕方近くになり、その後に何とかモチ米20袋を仕上げるのがやっと
だった。
籾摺りは二日で済ませ「ウルチ米の稲刈り」に移りたかったので、夜ナベしてでも続けたい気持ちはあったが、
早朝の「枝豆の脱莢作業」が待っているので「無理は禁物」と自分に言い聞かせ、夕食前に打ち止めとした。
昨晩からの雨が昼過ぎまで続き雨量も多かった。
稲刈りの前半戦が終了し、少しホッとしたこともあり朝から少し身体がダルかった。
(雨上がりの夕方、東の空に虹がかかっていた)
寝不足気味と疲れもあって夜のバド練習に行くか否か迷ったが、短時間で切り上げる
つもりで出かけた。
基礎練習と三セットのゲーム、それに入念なストレッチで帰途に就いたが、汗と
一緒にストレスも流すことができ大満足だった。
(一方、こちらは同じ時間帯の夕陽が沈んだ西の空)
特に、ゲーム前に「熊谷さんペアに負けたら引退する」と不遜な態度で豪語して
いた40代のNさんペアとの戦いは21-13の「圧勝」だった。
珍しく足もよく動き、ヨミも的確だった。
私のバドミントンも「まだまだ捨てたものではない」と少しだけ自信を持った。
今夕から雨の予報が出ていた。
雨の前に稲刈りを少しでも前に進めようと集落内では一日中コンバインの音が
各地で鳴り響いていた。
我が家は「施肥過多」で倒伏してしまった田んぼの稲刈りで苦戦したが。何とか
当初予定どおり今日までにモチ米の稲刈りを終えることが出来た。
苦戦した分時間がかかり、日課となっている枝豆収獲が暗くなったが、近所では
稲刈りを続けているエンジン音が未だ鳴り響いていた。
結局、鶏の午後の食事も遅くなり、暗くなった鶏舎の中では鶏達は既に止まり木に
止まって眠りに就いていたが、照明に気付き起き出した。
各田んぼとも溝切機の溝がクッキリと残っていて稲刈りはスイスイと進んでいる。
昨年まで「我が家の田んぼは、どうしてこんなにぬかるのか」と嘆きながら稲刈りをしていたが、
田んぼではなく「対応不十分な自分」に責任があったようだ。
いずれにせよ、昨年までの苦戦を思うと乾いた田んぼでの稲刈りは「チョー気持ちいい」もの
で、オリンピックで金メダルを獲得した時の北島康介の心境に近いものがあった。