安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
「稲刈りが終わるまでは・・・」と保留していた仕事が多々残っている。
その中でも急ぐ必要があるが大豆畑の電気柵設置だった。
7月上旬に播種した二毛作大豆は、既に枝豆状態になっていて「狸の餌食」となって
いる可能性が高い。
大豆は枝豆状態から収穫後も含め「狸対策」を怠ることはタブーとなっている。

(乾燥機から排出された膨大な量の埃で、倉庫の法面草刈機も埃まみれとなった)
大豆畑は周囲も畑の中も雑草が目立つようになり「草刈り」を急がねばならないが、
当面、電気柵を設置する場所を確保するため、法面草刈機で周囲を二周する作業から
開始した。
27日から販売開始した枝豆の「秘伝」が好評を博している。
「色良し、形良し、味良し」の三拍子揃った極上の一品が、産直でも評判となり、
日々完売が続いている。

(産直に掲示してあるPOP)
今年、「湯あがり娘」は畑の選択を誤り極端に発芽率が悪く、また「庄内五号」は、
最高の出来の畑で「収獲適期を逸する」という大チョンボを犯し大豆にしてしまった。
褌を締め直して「秘伝」に臨み、四カ所に分かれている畑の生育状況をつぶさに
チェックし「早めの収獲」を試みた。

(同じ畑でも幹一杯に莢を付けているものもあれば、僅か数個というものもある。)
「早めの収獲」を決断することは決して簡単なことではない。
目方が軽く、未熟なハネモノも多くなるので、生産者としては極力避けたい事態。

(予約注文の1kgパック。店頭では1パック250gで販売)
しかし、「少し早めの方が美味しい」が枝豆の特性なので、「美味しさに拘る」百姓と
して「それを逃す手はない」と思った。
コンバインで刈り取った籾は軽トラのコンテナに移し、生産部長が乾燥機まで運ぶ。
軽トラが往復する間にコンバインの刈り取った籾でグレンタンクは一杯になる。
それを繰り返す形が一番効率的だが、今日は、厳美の「道の駅」の店頭には他の
生産者分も含めて枝豆が少なかった。
枝豆生産者としては、店やお客様に対する「供給責任」もあることから、「空に
する訳には行かない」と、急遽追加出荷することに決めた。
結果的に、役割分担で「稲刈り」は一人で行うことになり、最後の籾を軽トラに
排出する際に、テンコ盛りになり溢れさせてしまった。

そんな些細な失敗を何度か繰り返した「モチ米の稲刈り」だったが、何とか予定通り
四日で終えることが出来た。
予報によれば明日は雨。
今日中に終えることに拘る理由はそこにあった。
雲一つない快晴の下で稲刈り。
これほどまでに乾いた田圃で稲刈りをするのは初めての経験。
作業能率がいいだけでなく機械への負担も少ない。
しかし、好天が続くのは明日までなので、何んとか明日で終了させたいが、
籾の備蓄庫が満杯となり、昨夜乾燥した籾を吐き出せないことが判明した。
明朝までに「米作り」をして備蓄庫の籾を減らさないと稲刈りが出来ない
事態になった。

「稲刈り」と「米作り」が重なる多忙な時期に枝豆の「秘伝」が収獲適期を
迎え、今日から産直で販売を開始した。
販売前に試食してみたところ、「さすが、秘伝」という独特の旨味があった。
コンバインを運転しながら、刈り取る直前の稲の出来具合を見ると、同じ田圃でも
出来不出来が極端に分かれていることがある。
不出来の大半は「雑草のワルサ」によるもので、今年は、除草機押しは一部しか
出来なかった。

(遠く栗駒山を眺めながらの稲刈り)
「溝切り」の際、雑草が繁茂している所だけ「部分的に除草機を押す」ことを
考えたが、時間を確保できず「構想倒れ」に終わった。
畑と田んぼでは「雑草対策」が異なることを踏まえ、実施するタイミングも含めて
工夫する必要がありそうだ。