霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「嘘はつかない」と言って嘘をつく 

2025-01-16 21:20:22 | 社会
 「田舎の人は平気で嘘をつく」と田舎を一括りにしてしまうと誠実に人生を
歩んでいる田舎の人に失礼に当たるので「当集落では」と限定したい。
   20年近く区長を続けたジイチャンでさえ家族に対し「その場凌ぎの嘘」
つく常習者だったので「他は推して知るべし」かと思われる。


 ビジネスの世界では「嘘が命取り」となり倒産の憂き目に遇うことさえある
ので「信用失墜行為」はタブー視されるが、そんな心配のない当集落は「平和」
のかもしれない。
 「嘘はつかない」と言って嘘をつき、後日、嘘がバレると「そんなことは
言っていない」とまた嘘をつき、その繰り返しとなる。
 驚くべきは、嘘が露見しても糾弾することも無ければ責任を問うことも無い
まま、周囲が許容してしまうことである。
 「お互い様」とばかりに「寛容の精神」を発揮するのが伝統となっているら
しく、下手に理を通そうとすると「窮屈になるだけ」のようだ。
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遅れてしまった七五三のお参り その二  「郵便局窓口での摩訶不思議な出来事」を思い出す

2024-12-10 18:34:38 | 社会
 タクシー運転手は「代々木八幡宮まで」と言った際に返事をすることが
無かった。
   一関に帰宅後に地図で確認したら新宿駅の直ぐ近くだったので「ムッ」と
したものと思われる。
 運転中も一言も話すことなく領収書を受け取る際に何か声を発したよう
気がするが御礼の言葉では無かった。
 運転手の悪質性は属人的なもので「会社の指導不足等を云々する筋合いの
ものではない」と受け止めているが、会社側の対応は迅速かつ丁寧で、お詫
びの言葉と共に「往復のタクシー料金は直ぐにお客様指定の口座に振り込み
ます」とのことだった。
 このような素早い対応に驚くと共に二年半前の「郵便局窓口での摩訶不思
議な出来事」との違いを思い起こし、改めて郵便局の隠蔽体質に腹が立った。
 窓口社員の不正行為が領収書や防犯カメラの映像で明確になっているにも
関わらず「不正は無い」と言い切った挙げ句、逆に私が不正を働いていると
濡れ衣を着せたのだから見上げたもの。
 郵便局の幹部(課長、部長そして多分局長も)は「社員を守ったのではな
く、自分達が指導監督責任を問われることを恐れた」のである。
 「会社の信用よりも我が身の安全を優先する姿勢」は唯我独尊のお役人様
そのものである。



 二年振りに五号ハウスに屋根をかけた。
 ブランクがあったため一日掛かりの仕事となったが、寒い中で育って
来たホウレンソウ、小松菜、ナバナ、コウサイタイ、アスパラナの生育が
早まることが期待される。
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農業委員会は使命を放棄か? その一

2024-11-21 20:29:54 | 社会
 耕作を維持出来なくなった農地の譲渡を申し出たら「将来、土地が高騰する
かもしれないから売ることも貸すこともせず原野にしたい」と拒否されてしま
った。 
 農地の売買、賃貸、転用の場合は農業委員会の許可が必要となる。
 その申請内容に正当性がなければ「不許可」とする権限も農業委員会には与え
られている。
   しかし、農業委員会の職員は、事前に情報を入れていたにも関わらず安易に
原野に転用する手続きを指導したのに驚いた。
 農業委員会の元会長の同級生に問い合わせたら、「今は農地を貸そうとする人
は多いが、借りる人は極めて少ないために、そのような対応が一般化しているの
ではないか」とのことだった。

(参考)
 「ウィキペディア」
 農業委員会とは、農地売買や農地転用に際し、農地の無秩序な開発を監視・抑止
する役目を担っている。それにより農地は農家要件を満たさない者への所有権移転
等が許されず、簡単に宅地などへ地目変更できないようになっている。
 農地は個人所有の不動産であると同時に環境保全や食糧生産といった公益性を有
しており、何より耕作者主義を保持する観点もあって固定資産税などは低く抑えら
れている。

 「農水省HP」
 農業委員会は、農地法に基づく権利移動の許可、農地転用案件への意見具申な
ど、農地法等の法令に基づく事務、農地等の利用の最適化の推進(担い手への農地
の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消、新規参入の促進)に関する事務を
執行する行政委員会として市町村に設置されている。

 「農地法第一条(目的)」
 この法律は、国内の農業生産の基盤である農地が現在及び将来における国民のた
めの限られた資源であり、かつ、地域における貴重な資源であることにかんがみ、
耕作者自らによる農地の所有が果たしてきている重要な役割も踏まえつつ、農地
を農地以外のものにすることを規制するとともに、農地を効率的に利用する耕作者
による地域との調和に配慮した農地についての権利の取得を促進し、及び農地の
利用関係を調整し、並びに農地の農業上の利用を確保するための措置を講ずること
により、耕作者の地位の安定と国内の農業生産の増大を図り、もつて国民に対する
食料の安定供給の確保に資することを目的とする。


  
 今日、市野々で収穫したアオバタ豆。
 白豆で軒下のスペースが無くなったことからハウスを利用することにした。
 しかし、直射日光に照らされると色が褪せることから防風ネットをかける
ことにしている。
コメント (2)
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行政権優位の社会 その二

2024-11-10 19:18:53 | 社会
 先日、紹介した森永卓郎氏の「書いてはいけない」には、1985年の日航機
墜落事故の真相についても言及していた。
「自衛隊の誤射」そして、それを隠蔽するため「特殊部隊が現場を焼き払った」
との噂を聞いてはいたが「いくら何でも国がそこまでは・・・」と信じ難いと
気持ちだった。
  しかし、真相究明の証拠となるボイスレコーダーやフライトレコーダーの開示
が未だに無く、現在も遺族が最高裁に提訴中であることを知り「真相かも知れ
ない」と思えるようになった。
  また、事故の原因をロッキード社の「機体の不備」と偽装したことによって
アメリカに「借りを作った」ため、その後に極めて不利な経済協定を締結する
こととなり、世界を席巻していた日本の半導体産業の失速の原因になったこと
を知り「二度ビックリ」となった。


   なお、念のため著者の「あとがき」も参考に供したい。

   2023年12月、私はすい臓がんステージ4の告知を受けた。告知の
瞬間、私は、何かを食べたいとか、どこかに行きたいとか、そんなことは
微塵も考えなかった。なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて
世に問いたい。
  そのことだけを考えた。その意味で本書は、私の40年にわたる研究者
人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。
             2024年1月  森永卓郎
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行政権優位の社会

2024-11-07 20:50:32 | 社会
 先日、所用で立ち寄った次男が「面白いから読んでみたら」と置いて行った
のが森永卓郎「書いてはいけない」(写真)だった。
「ザイム真理教」なる造語を初めて知り興味深く読んだが、その中の一節で著者
は次のように述べていた。
「検察も裁判所も財務省に隷属している。裁判官も検察官も公務員だ。彼らの
活動を支える予算はすべて財務省が握っている。財務省を敵に回したら仕事が
出来なくなってしまう。」


 しかし、著者の指摘は一面的過ぎる。
 行政は予算だけではなく人事権も握っている。
 裁判所や検察のトップが行政権に逆らうことが出来ないのは偶然ではない。
 その意識が、地方の裁判官や検察官にも浸透し、法律の規定よりも行政判断
を優先し、恣意的な判決や不起訴処分を行い平然としている。
 国民の権利を護るための「三権分立」の制度趣旨を踏まえ職務を全うして
左遷れるより「我が身の安全」を優先するのサラリーマンとして当然な
かもれないが、それでは国民が浮かばれない。
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