安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
門口の東側に位置していた杉林は、福島原発事故による放射能汚染被害を受けるまでは「豊穣の森」と
呼ぶにふさわしい山菜の宝庫だった。
その林が春に伐採され、そして今は大型重機が木の根を取り除き、間もなく耕地として生まれ変わろうと
している。
昔なら一本の木の根を除去するのに何人もの人手を要し「一日掛かりの大仕事」となったはず。
数百本の木の根を数日で撤去し、整地までしてしまう「重機の威力」に改めて感服させられた。
この土地は「田んぼにしたい」と思っていたが、今日になって「土質が田んぼには不向き」と
指摘されたので「畑として活用する」ことに変更した。
朝イチの仕事は「薪置場の増設」を優先させた。
前回の反省点を踏まえ、奥行で1.5倍、幅で2倍の大きさとしたので、今回伐採分は勿論のこと、
冬仕事で予定している分の一部も受入れ可能となった。
早朝は雲一つない空だったので「台風一過の晴天」を期待したが、夜明けと共に強風が吹き始め、
時折り冷たい横殴りの雨が降る悪天声が一日中続いた。
強風下の伐採作業は危険なので伐採済のものを裁断する作業に専念したが、風や雨は我慢出来ても、
濡れて冷やされた「指の痛さ」には我慢出来ず、仕事半ばで撤退を余儀なくされた。
耕地にするための土木工事は、東の緩やかな傾斜地でも行うが、伐採作業を委託した業者は杉林のみで
雑木林には手を付けなかった。
そのため、隣接する境界線までの間に15m幅の雑木林が残ってしまった。
(伐採途上の昨日の雑木林)
現在進行形の土木工事では、その部分の木の根も撤去して貰わねばならないので「冬仕事の前倒し」で
伐採作業を行い、併せて「薪作り」も進めている。
薪は、前年或いは前々年の薪を使用した後に搬入したいところだが、薪ストーブが未だ本格稼働して
いないので「空きスペース」が出来ていない。
止むを得ず、家の後ろに鉄パイプで「薪置場」を新設した。
しかし、今回の薪の量は写真の倍以上にもなりそうなので、もっと幅広の「薪置場」を増設するつもり
でいる。
(屋根は未だ設置していない。一日中降り続いた今日の雨に濡れた新しい薪置場)
庭の柿は甘柿でも渋柿でもない。
渋柿なら「干し柿」として活用できるが、半渋柿は「上手く干せないことが多い」らしい。
最近は手をかけないまま放置され、木の上でカラス等の餌になることか多くなっている。
今年は豊作なので「勿体ない」と思い、枝の伐採を兼ねて一部を収獲してみた。
長い柄の鋸を活用したら10分程度で籠がいっぱいになった。
甘柿かどうかは皮を剥いて「ゴマ入りか否か」で簡単に判定出来る。
一個全体が甘柿の確率は一割程度で、大半は「甘と渋の混在形」となっているが、それでも
オヤツや食後のデザートとして十分に貢献してくれそうだ。
鶏は産み始めてから一年余を過ぎると産卵率が低下し始め、卵の品質も次第に劣化の一途を辿る。
そのため一年半を目途として新しい雛と入れ替えるようにしている。
勿論、全部を一斉に代えると産直に卵を出荷できなくなるので、四つの部屋単位に順次更改する
ようにしている。
今回は仕入れ元の都合で予定よりも一カ月ほど遅くなったが、今日、元気な雛が届いた。
(雛といっても大きさは成鶏と比べても遜色がない。)
環境変化に驚いたためか今は部屋の片隅に集まっているが、明日になると元気に動き出し、
先を争って餌や水を求めるに違いない。