安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
小麦栽培は、豆の連作回避や「土作り」が主目的なので、ムキになって完璧を期す必要は無かった。
にも拘らず「習い性」でオーソドックスな栽培法に固執し、それが大きなストレスになっていた。
しかし、昨日の播種機トラブルが「仕事見直し」の大きな契機となった。
ネットで調べたらブロードキャスター(肥料散布機)を使うバラ蒔きは、「ロスが多い」とのことだが、
それは播種量を増やすことでカバー出来る。
また、安価な鎮圧ローラーも見つかったので早速購入することに決めた。
この方法でソコソコの収量が確保できるのなら、これまで大きな負担となっていた小麦作りに光明が
差すことになる。
稲刈り後も続く超多忙な日々の解消に繋がるかもしれない。
今の季節に、条件の悪い畑で小麦の播種を行うことはリスクが伴う。
それでも「案ずるより産むが易し」となるに違いないと、やや「楽観視していた」のが良くなかった。
最初の畑の序盤戦で10kgを蒔き終えるまでは苦戦しながらも順調だったが、その後はトラブル続きで、
6台の播種機の内の半分が機能しなくなり途中で断念せざるを得なかった。
(左側の播種機は軸が折れ曲がってしまった)
枝豆のために購入した大事な播種機が壊れたショックで「小麦作りから撤退する」ことも考えたが、
脱サラ百姓の大先輩でもあるアグリ舞川の小野さんからアドバイスを頂戴し、ブロードキャスターを
使って「ばら蒔き」した後に、クローラーで鎮圧する方法で播種を続行することにした。
トラクターで耕起をしていると畑に残っていた枯れた雑草が絡み付き、それに土が
付着してロータリーが芋虫状態になり燃費が極端に悪くなる。
それを取り除くのに小一時間も要することが続き、耕起に日数を要してしまったが、
ようやく準備が整った。
小麦の播種は、天気に恵まれれば二日程度で終えられるが、予報はあまり芳しくない。
それでも、今の時季に「好天続き」を期待する方が無理というもので、多少の悪条件は
覚悟の上で強行突破するしかない。
1月に民事訴訟を提起して間も無く一年が経過しようとしている。
月一回のペースで開催される公判に向け準備書面の作成等に結構な時間を割いて来た。
その過程で相手方訴訟代理人の弁護士が、虚偽主張を連発するのに呆れ果て、それが一般の
ビジネス社会なら「出入り禁止処分」となっても不思議でない酷さに思えたので、批判する
書面を提出したことも幾度かあった。
しかし、そのような事例は「訴訟の戦術として一般化」しているらしく、アドバイスを
受けている弁護士先生によると、「東京でもそのような弁護士を見かけることがあるが、
腹を立てることなく淡々と反論すべし」とのことだった。
(大根の収穫は少しを残すだけとなった)
裁判も終盤に差し掛かり、次回に向け陳述書の作成を裁判官から求められていた。
これまで数回に亘り提出して来た「準備書面」との違いや「何を陳述すべきか」等について、
門外漢が書記官に照会していた経緯もあって、今日の法廷で裁判官から次のような指導が
あった。
「陳述書には、事実関係の経緯と認識している事実について記載して下さい。訴訟代理人が
ドウノコウノというのは考慮外です。」
水はけの悪い土地では作物がうまく育たない場合が多いので、側溝を掘ったりして排水促進を
図って来たが、それだけでは改善されない畑もあった。
その対策としてサブソイラ(弾丸暗渠)を購入したのは四年前のことだったが、これまで一度も
使ったことが無かった。
水はけの悪い畑の殆どは「小麦と大豆の二毛作」にしているため、サブソイラを使う時間的
余裕が無かった。
しかし、生育不良となった作物を毎年見るのも辛いものがあり、今年は、小麦の播種が多少遅れ
ても「土壌改良を優先すべき」と考えた。
弾丸暗渠を施しながら、10年前に購入していたプラソイラも長年「使わないまま」となっている
ことにも気が付いた。
各種アタッチメントをトラクターに装着する方法にも慣れて来たので、「活用しない手はない」
と改めて思った。