安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
今年は雨の中での枝豆収獲が多く、全身がズブ濡れ状態となるだけでなく、長靴が泥まみれに
なることも稀ではない。
出来れば「避けたい仕事」のひとつになっている。
同様に、生産部長が日課のように行っている「ミョウガ採り」もズブ濡れ状態となるのは言う
までもない。
枝豆は主要な収入源なので省略することは出来ないが、ミョウガはそうではない。
多忙を極めている生産部長が「毎日ミョウガ採りに勤しむのは何故か?」と問うたところ、
「ミョウガ採りをしていると心身ともに癒される」とのことだった。
(ミョウガ畑は何カ所かに点在していて、場所によって「生育度合い」や「色合い」が異なる)
ミョウガは数少ない「日本古来の野菜」なので、生産部長には「いにしえの古人のDNA」が
刻み込まれているのかもしれない。
生鮮野菜の「旬」の時季は供給量が急増するが、一方で各産直の需要量には「限り」があるので
供給過多となり「値崩れ」を招くことが少なくない。
そんなことから、産直での「値決め」は、新聞紙上に日々掲載される市場価格の動向を意識しつつ、
各産直単位の需給状況も勘案しながら判断している。
「値決め」が適切か否かは、当日出荷した野菜が「完売したか否か」で評価される。
今、枝豆の「庄内五号」の出荷の最盛期だが、「秘伝」に次いで評価の高い枝豆なので、
「強気の価格設定」にしていた。
しかし、日によって「売れ行き」にバラツキがあり、これでは、折角多収穫が見込めそうな
「庄内五号」を、畑に残したまま「大豆」にしてしまうことになり兼ねない。
雨の中、見事に実り「収獲適期」を迎えた枝豆を抜きながら、明日からの「値下げ」を
決断した。
先週の金曜日から雨模様の日が続き、同時に気温も低くなり、大分過ごし易くなった。
猛暑下での作業からは解放されたが、今度は雨が仕事の妨げになっている。
それでも、脱莢作業後の息子と二人三脚で「早朝の草刈り」は続けており、今朝は高森の
大豆畑二枚を雑草から救出した。
二毛作の大豆は播種後の雨不足が影響し、全体的に発芽率が良くないが、折角発芽した分は
何とか収穫まで漕ぎ着けたい。
(朝の草刈り直後なので、未だ緑の雑草が目立つ大豆畑)
猛暑下の作業同様に全身ビショ濡れ状態になったが、汗によるものか小糠雨によるものかは
判別が付かなかった。
炎天下のハードな農作業が続いていたこともあり、バドミントンの練習を二回ほどパスしていた。
私が定例としている参加日は木曜日だが、昨晩から雨が降り続き、久し振りに「汗をかかない一日」で
身体に違和感があったので、練習で汗をかくことにした。
出かける前に「夕食は秋刀魚だから、焼き立ての美味しい秋刀魚を食べたかったら、早く帰って来てね」
との妻の言葉が、練習中も耳に残っていた。
連日の炎天下の農作業で鍛えられ、スタミナはバンバンだったが、「焼き立ての秋刀魚」に騙されて
練習を早めに切り上げた。
(写真を撮るのを忘れたので、もっとも似通った写真をネットから借用)
初物の秋刀魚は、脂が乗っていて極めて美味で、それに初収獲の芋の子が入った「芋の汁」まで付き、
大満足の「秋の夕餉」となった。
周囲が斜面となっている「猫の額程度の土地」の有効活用を図るため毎年夕顔を植えている。
植え付け後は、収獲時まで特に手を加える必要が無いので重宝している作物でもある。
お盆商戦等で「夕顔畑にご無沙汰している」ことが気になり、覗いてみて驚いた。
写真のような60cm超の大物がゴロゴロしていて、三カ所で都合50本も収獲し、片手間の
つもりが「大仕事」になってしまった。