霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

認定農業者の研修会 その四

2025-01-30 20:48:57 | 
    農閑期を利用した認定農業者の研修会が今日も開催され、今回は農家組合
協議会との合同研修会でマイクロバス2台で県農業研究センター(北上市)
に向った。
 「夏場の高温度対策」という研修テーマに関心があって参加を決めたのだった
が、詳細なデータやグラフを使った図を理解するのに困惑するだけで期待した
ほどの収穫は無かった。
 ただ、田植えを例年よりも一週間度早めた場合に伴うリスクについて終了後
個別に確認することが出来たのは幸いだった。



 帰路、「JAふるさと胆沢カントリーエレベーター」に立ち寄り総事業費
15億円で昨年完成したばかりの最新の設備を見学した。

 (全体像を写せる場所が無かったのでパンフレットから借用)

 効率化が図られ利用者にとっては「籾を積んだまま待たされる」ことは
無くなったようだが、今回の参加者の大半は自前で乾燥機を保有している
農業者だった。
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お米の味

2025-01-15 20:23:58 | 
  越谷市在住の姉は、自宅は勿論のこと娘家族や息子家族の米や卵を定期的
に注文してくれる「お得意様」だが弟に対しては辛口のコメントが多い。
  そんな姉が「今年のお米は格別に美味しい。オカズは漬け物だけでも十分」
高く評価をしてくれている。
  農薬を殆ど使わず栽培して来た努力が徐々に実を結びつつあるようだ。
 そんな時、昨日は福岡県嘉麻市のお客様から餅米の注文があり、今日は
東京のお客様からウルチ米の注文があった。
 御二方とも「厳美の道の駅で購入し美味しかったので」とのことだった。



 お米は精米直後が一番美味しく、時間の経過と共に徐々に味が落ちる。
 そのため店頭に並べるお米は当日の朝に精米するようにしており、売れ
残って二週間経過した場合は、持ち帰って自家消費用に充てている。
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切り餅

2024-12-26 22:00:49 | 
    春、秋の彼岸そしてお盆が餅米の需要期だが、年末が最需要期であること
は言うまでも無い。
   その最需要期を狙って出品する生産者も多く、産直の米コーナーは餅米で
溢れている。
  そんな中、お客様から「いつもお宅の餅米をオコアにして美味しく食べ
いる。切り餅もお宅のが欲しいが無のが残念」と声をかけられた。
 「切り餅」は年末限定で出品したことがあったが、数年前から手が回らなく
なって止めていた。



 それでも、いつもお世話になっている方々には「年末の挨拶」代わりに贈る
ようにしているが、のして固くなった餅を切るのは「専用のまな板と包丁」を
使っても大変な作業となっている。
 年々非力となりつつあるので来年も続けられるかどうかは怪しい。
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天地替え

2024-11-18 18:37:01 | 
 堆肥散布後の田圃でブラソイラを使って天地替えを行っている。
 稲作の場合は深耕の必要性は少なく、また、深耕すると除草機を押す時に
大変な思いをしたことがあったことから、これまで二度の実績があるだけ
だった。
 しかし、雑草対策や深層に溜まった堆肥を表層に出すメリットもあること
から、三年に一度程度の割合い実施することに改めた。
 天地替えのみで秋耕を省略してもいいが、散布した堆肥を土に馴染ませる
ため寒空に二週間ほど晒した後に秋耕も実施するつもりでいる。




(参考)「天地替え」のネット情報
 大型機械を用いて耕地を耕すと、その踏圧によって耕盤層と呼ばれる硬い
層が形成される。このような層に作物は根を張ることができないため、作物
が充分な根を張るには深耕する必要がある。深耕自体にもこのような効果が
ある。
 さらに、耕地の表層と深層を入れ替える天地返しという観点では、以下の
ような効果もある。これらは連作障害の回避にもつながるものである。
  • 寒気に耕地の表層と深層を入れ替えることで、深層で越冬しようとしてい
    害虫、雑草の根、土壌病害の原因となる病原菌を寒さに晒し、退治する。
  • 前回の耕作で使った堆肥が深層に溜まってしまうため、その堆肥を表層に出す
    ことで均一化する。
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「普通じゃない」もち米  その二

2024-10-19 03:43:16 | 
 2006年12月25日に掲載した「普通じゃないもち米」の記事に
20年近く経過した今も時々アクセスがある。
 「はぜないもち米」の方が美味しいという記事で、たまたま「現代農業」
にも ~半透明の「普通じゃない」もち米がおいしい!~ と 掲載されて
いたので、それも引用したものだった。


 
 当時は「そんな取り組みもしていた」と懐かしく読み返したが、今は普通
に「はぜた餅米」を出荷している。
 なぜなら、お客様から「ウルチ米が混在している」とのクレームが頻発し、
イチイチ説明するのが大変だったからである。
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