第20期竜王戦1組1回戦より。変形の相矢倉戦から終盤の争いに入ったところ。
△6五銀と銀を取った局面。詳細は省きますがこの局面は後手良し。そこで先手が勝負手で迫ります。まず▲2五桂。普通は歩ですがないので仕方がない。△同歩▲同飛△2四銀に▲6五飛寄と,こちらの飛車で銀を取り返します。対して△5三桂(第2図)と受けました。
結果的にいうと,この桂打ちが痛恨の敗着になりました。△5五歩のような手の方が優ったようです。ただ,△5三桂というのはもらったばかりの桂を飛車に当てて打つ,受けとしても強い手で,これが敗着になったというより,この後の先手の寄せを誉めるべきかもしれません。まず▲1四銀。△同玉の一手に▲1五香。△同銀の一手に▲2二飛成と迫ります。△2四歩に今度は▲2五銀と捨て,△同歩▲同龍△1三玉▲1四歩△1二玉。そこで▲6二飛成とこちらの飛車を使って△3二桂に▲1五龍(第3図)で銀を入手しました。
ここで後手は一旦△2四銀と受け,▲1三歩成△同銀▲2五桂に△7九角ですが,これは形作り。▲9八玉△9七香▲同金△8八銀に▲2三銀(投了図)で先手の勝ちになりました。
投了図で△同金は▲3二龍で簡単ですから,△同玉ですが,▲3三桂成△同玉に▲5三龍と取る手があり,その桂を2五に打って後手玉が詰みます。かえすがえすも第2図の△5三桂が後手には痛恨の一手でした。
これが1月2日の朝一番,すなわち体温を測ったときと同じときであったかどうかは忘れてしまったのですが,少なくともこの日の午前中に,看護士が体重計を持ってきまして僕は体重測定をしました。ベッド上安静とはいえ,ベッドの上で体重計に乗ることはできませんので,このときだけ,僕はベッドから下りました。たぶん翌日も体重を測ったように思いますので,この部屋でベッドから下りたのはその2回ということになります。
僕がベッドに仰向けになったとすれば,体重計はベッドの左側に置かれました。これは点滴を左腕に刺していた関係で,僕が右側には下りることができなかったからでしょう。ただ,胸に装着した器具は,右側の機械に繋がっていましたので,このときはコードがこんがらがらないようにこれを外しました。たぶんこの日の午後,胸のおそらくはレントゲン写真を撮影しに,おそらくそれ専門の技師と思われる方が来たのですが,このときも外していますので,これは3度外したことになります。なお,この撮影というのは糖尿病の治療の一貫として行われたのではなく,入院している患者は全員が撮影されていたものと思います。これは一般病棟でもあったのですが,僕が撮影されたのはここでの1回限りでした。
さて,計測された体重は43キロでした。クリスマスの時点で僕は自分の脚を見て,痩せたように感じていましたが,それが確かめられたわけです。確かに元から体重は軽い方ではありましたが,身長が今くらいになってからは,さすがにこれだけ体重が軽くなってしまったのは初めてのことでした。
△6五銀と銀を取った局面。詳細は省きますがこの局面は後手良し。そこで先手が勝負手で迫ります。まず▲2五桂。普通は歩ですがないので仕方がない。△同歩▲同飛△2四銀に▲6五飛寄と,こちらの飛車で銀を取り返します。対して△5三桂(第2図)と受けました。
結果的にいうと,この桂打ちが痛恨の敗着になりました。△5五歩のような手の方が優ったようです。ただ,△5三桂というのはもらったばかりの桂を飛車に当てて打つ,受けとしても強い手で,これが敗着になったというより,この後の先手の寄せを誉めるべきかもしれません。まず▲1四銀。△同玉の一手に▲1五香。△同銀の一手に▲2二飛成と迫ります。△2四歩に今度は▲2五銀と捨て,△同歩▲同龍△1三玉▲1四歩△1二玉。そこで▲6二飛成とこちらの飛車を使って△3二桂に▲1五龍(第3図)で銀を入手しました。
ここで後手は一旦△2四銀と受け,▲1三歩成△同銀▲2五桂に△7九角ですが,これは形作り。▲9八玉△9七香▲同金△8八銀に▲2三銀(投了図)で先手の勝ちになりました。
投了図で△同金は▲3二龍で簡単ですから,△同玉ですが,▲3三桂成△同玉に▲5三龍と取る手があり,その桂を2五に打って後手玉が詰みます。かえすがえすも第2図の△5三桂が後手には痛恨の一手でした。
これが1月2日の朝一番,すなわち体温を測ったときと同じときであったかどうかは忘れてしまったのですが,少なくともこの日の午前中に,看護士が体重計を持ってきまして僕は体重測定をしました。ベッド上安静とはいえ,ベッドの上で体重計に乗ることはできませんので,このときだけ,僕はベッドから下りました。たぶん翌日も体重を測ったように思いますので,この部屋でベッドから下りたのはその2回ということになります。
僕がベッドに仰向けになったとすれば,体重計はベッドの左側に置かれました。これは点滴を左腕に刺していた関係で,僕が右側には下りることができなかったからでしょう。ただ,胸に装着した器具は,右側の機械に繋がっていましたので,このときはコードがこんがらがらないようにこれを外しました。たぶんこの日の午後,胸のおそらくはレントゲン写真を撮影しに,おそらくそれ専門の技師と思われる方が来たのですが,このときも外していますので,これは3度外したことになります。なお,この撮影というのは糖尿病の治療の一貫として行われたのではなく,入院している患者は全員が撮影されていたものと思います。これは一般病棟でもあったのですが,僕が撮影されたのはここでの1回限りでした。
さて,計測された体重は43キロでした。クリスマスの時点で僕は自分の脚を見て,痩せたように感じていましたが,それが確かめられたわけです。確かに元から体重は軽い方ではありましたが,身長が今くらいになってからは,さすがにこれだけ体重が軽くなってしまったのは初めてのことでした。
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