書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

膨大な失敗の結果

2021年11月29日 23時39分45秒 | 意識論関連

現存する生は様々な恒常性や生体安定性を持っているが

これもまた遺伝的進化の「結果」であって 生体安定性を「目的」として獲得したわけではない

遺伝的進化の過程において生体安定性を持たなかった個体種変異が全て死滅したことによる収斂進化の「結果」であり

生体安定性を目的として能動的合目的的に「選択した」ものではない

既存の生物学者の大半は「現存する生物」という遺伝的進化の結果だけから 遺伝的進化の全てが能動的合目的的に「選択した」ものであるかのように「説明」しているが これは全て遺伝的進化のメカニズム機序機構に基づいたプロセス過程を無視した大衆観念的妄想錯覚に過ぎない

タレントのYOUは「月経の痛みって進化でどうにかならないの?」などと言っていたが 月経の痛みが少ない個体以外が全てを断種絶滅させれば家畜の品種改良的に「月経の痛みが少ないヒト」への収斂進化を人為的に促すことは可能である

いうまでもないが ヒトに対して非人道的な品種改良が正当化できるわけはない

先天的に月経の痛みが強い遺伝子を持って産まれてしまっていれば 当然ながら子供にも同じ遺伝子が受け継がれる可能性は高くなり 個人的にどんなに月経の痛みに「困って」も 自らの遺伝子を都合よく書き換えることなど構造原理的に不可能なのである

これは 生体安定性においても同様で 先天的に生体安定性が低い遺伝子を持って産まれて来てしまえば その子孫にも生体安定性の低さは遺伝することになる

色素性乾皮症のような先天性疾患は 自然界の過酷な生存競争においては淘汰死滅の対象にしかならず 後天的にどんなに苦しもうが努力しようが遺伝子に影響を及ぼすことはない

 

生物学者の大半は未だに昆虫の擬態に意図目的戦略「考え」「思いつき」が影響を及ぼしているかのような「説明」をしているバカしかいないが これは遺伝的進化のメカニズムやプロセスを全く理解していない無能なバカがかってにこじつけた非科学的オカルト妄想である

遺伝的進化というのはランダムな変異と淘汰圧力による収斂の結果であって 変異は必ず生体安定性にとって反する変異も伴うものであり 自然界においては淘汰圧力による死滅の結果として生体安定性を持った個体しか現存していないのである

現存している生物の遺伝的形質や習性という「成功結果」だけを論(あげつら)え あたかも遺伝的進化のほとんど全てが生体安定性を獲得し「成功」できるかのような「説明」をするのは 論理客観的検証の苦手な大衆マスコミとの親和性が高く 衆愚人気を得られるためである


「進化は人間よりも賢い」などと形容したバカもいたが 膨大な「失敗」の果てに偶発的に「成功」した現存生物という「結果」だけに着目したこじつけ妄想観念に過ぎず 偶発的結果に過ぎぬ遺伝的進化に「賢い」もヘッタクレもないのである

 

 

Ende;

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