簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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食べたまま、書いてます。

第39回・北海道均一周遊券

2009-05-05 | Weblog
高校三年生の夏、北海道を周った。
大きなリュックと寝袋を担いで“北海道周遊乗車券”を手に。
大流行した所謂“カニ族”の一人である。

当時、学内では卒業までに北海道旅行を、と言うのが学生の共通の目標で有った。
その為、休みに入ると多くの者がアルバイトに精を出した。
ところが正式には、特別な事由が無い限り学則でアルバイトは禁止されていた。
しかし、皆アルバイトで旅費を稼いでいた。
これは、学校が目的の明らかなアルバイトだからと黙認していてくれたからであろう。

この北海道均一周遊券では、当時住んでいた名古屋市内発着で、20日間有効、
北海道国鉄全線の2等車の乗車が可能で8000円。
これが学割で5980円になっている。
普通急行列車、準急行列車、自動車線が自由に利用できた。

名古屋を発って青函連絡船で北海道に渡り、
函館→札幌→旭川→稚内→網走→根室→釧路→襟裳→函館を廻り
名古屋へ帰る。20日間でほぼ北海道を全周した。

雄大な北海道の景色は、見るもの全てが新鮮であった。
列車に乗るだけでも楽しかった。
列車の本数も多く、バス路線も充実していて不便を感じなかった。
食べるもの全てが珍しく、美味かった。
札幌の羊が丘では、初めて成吉思汗料理を食べた。記録には300円とある。
網走では、今まで見たことも無かった毛ガニを食べた。
根室では、花咲ガニを食べた。何れも70円と記録に残されている。

そういえば・・

【写真:北海道均一周遊券】
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