6月1日の朝、弥高山のふもと近くの穴門山(アナトヤマ)神社を訪ねました。
鳥居をくぐって、うっそうとした社そうの落ち葉の積もった道を数百メートルも降りていくと、木立の間に忽然と建物が見えてきました。
ここは、平安後期の延喜式にも名を連ねる格の高い神社との事。1000年以上前から祭られてきたようです。
緑とのコントラストが美しい神門。
ここを通って、背後の石段を登ったところに社殿があります。
社殿に登る石垣は1000年の歴史を感じます。
1632年に消失して、5年後に再建されたものが現在まで、受け継がれてきています。社殿の奥には石灰岩地特有の奥に深い御神窟があります。
社殿から見下ろした巨樹の姿に見惚れてしまいました。
そのひとつは、御神木のカツラ。推定700年、高さ30メートル、周囲9メートル。
訪れる人もめったにいない、時が止まったかのような神社の杜でした。