カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

チカン刺繍。

2014年12月26日 21時31分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
ラクナウの伝統的名産品と言えば「チカン刺繍」である。
 念のため言っておくが・・・コホン・・痴漢ではない・・・。
チカン(Chakeen)とはペルシャ語で優美な織物の柄を意味する。
地元での発音ではチケンと聞こえる。

もともとは、イスラム教の衣服に白い刺繍をするというものだったためか、
まず生地の色がパステル調の物が多く、
インドらしい感じがしなかったので全く惹かれなかった。
気に入った物があれば買っても良かったのだが・・・・。

 まぁ・・・市内の何処へ行っても、
オートリクシャーやサイクルリクシャーのおっちゃんが、
必ず口にする台詞が「チカン刺繍の店に行こう。」である。
客を連れて行けば購入額の何%かマージンがもらえるので、
みな必死である。サイクルリクシャーであれば運賃はRsでいいと言う。

 品物は決して安くない。
ショールでもクルタでも安くて1000Rsはする。
1000Rsの買い物で100Rsもらえれば万々歳だろう。
で、とりあえず一度は見ておこうと連れて行ってもらった店である。



地下に工場があり、おっちゃんが一生懸命刺繍している。
インドなので裏側の処理は丁寧ではなく、
別のスタッフがハサミで切っている。



しかも糸の端を結んでおらず、ただ切っているだけである。
間違いなくほつれる。そして製品を見て、
やっぱりほつれやすいと感じたので、買わなかった。

私はインド物を買う時に必ず糸の始末をチェックし、
ほつれる物は買わない。その昔、初心者の頃、
買ってしまいタッチボンドで一つずつ処理した苦い思い出がある。



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コメント
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