マニプル州とナガランド州はドライ州(禁酒州)である。
当然であるが酒屋はないしレストランでもアルコールは提供されていない。
(そう言う事になっている。)
私はデリーにある2州のレストランに行っているが、
ライス・ビールと言う名前の酒がある事を知っていた。
韓国酒のマッコリに似た酸味のある白い濁り酒であるが、
お酒に弱い人なら酔うかもしれないが、アルコール度数はあまり感じられなかった。
不味くはないが・・・他に飲む物があるなら、
あえてライス・ビールを飲まなくてもいいかなぁと言う感じだ。
ガイドさん曰くマニプル州からナガランド州へ向かう道すがら、
自家製酒(密造酒?)が買えると言う事で話のタネに寄ってみたのだった。
普通の商店である。
ペットボトルに入った飲料が店頭の台の上に並べられている。
「えッ???」透明なペットボトルに入っているのは水・・・
と思いきや、これが酒との事。1リットルで100Rs(約160円)。
商品名のラベルは張られていないけどちゃんと密閉されていた。
水の空きペットボトルに酒を入れているのではなく、
ちゃんとどこかで製造しているようだ。
透明な酒はラベルがなく・・・米から造っているので日本酒風であるが、
日本酒のような風味はない。もろアルコール。まぁ酔えばいいのかぁ。
頭が痛くなりそうだったので舐めただけにしたが、
やはりあまり人気がなく(笑)行きがけに買ったのに帰りまで残ってしまい、
最終的にはガイドさんに進呈した。
他にもいろいろあるらしく(笑)黄色の濁ったのはパイナップル酒で甘め。
紫色のはナガ・ライスと言う赤飯の様な色をした米から造ったどぶろくで、
これがかなり旨かったので、一人占めして飲んだ。
まぁ他の人には人気がなかっただけだが。
アルコール度数は低めなのでそれほど酔わなかった。
酒の製造は違法であるが警察も黙認しているそうだ。
なお、州外に持ち出そうとすると帰りのインファール空港で取り上げられる。
私の荷物の中に水のボトルが入っていたのだがX線検査で引っかかった。
荷物を開けられて水のボトルである事を確認された。要注意。