カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~バンダン~

2020年09月01日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

1998年の作品、タイトルはヒンディー語で「絆」。
ジャッキー・シェロフとサルマン・カーンの共演。

当時ジャッキー41歳、サルマンの33歳は成人後はいいとして、
劇中でジャッキーがアシュワニと結婚した時、
ジャッキーの妹が5歳くらい!!えーー。
母親が違うのかなと思うほどだが、ちょっと無理がある。
その時サルマンも10歳くらいかな、ジャッキーと結婚する、
アシュワニがジャッキーの妹の母親代わりになるんだけど。
少年時代のサルマンとジャッキーの妹が、
ジャッキーの子供じゃないかと思うほど。
昔の映画は無茶するなぁと思った・・・・。

  <ストーリー> 

有力者のタクール(ジャッキー・シェロフ)は寺院で見かけた
プージャ(アシュワニ・バーブ)を見初めて結婚を申し込む。
プージャの家は貧しく、仲の良い弟のラジューも一緒にと
タクールに願い出る。タクールも受け入れる。
幼いラジューはタクールの妹ジョティと一緒に育つ。

成人になったラジュー(サルマン・カーン)は、
大学に通う為に町に行っていたジョティ(ランバ)を、
迎えに行った。ジョティはラジューに想いを寄せており、
あの手この手でラジューに気持ちを伝える。

ある日、村に来た旅の踊子のヴァイシャリ
(シュエタ・メノン)がタクールを誘惑する。
そしていつしか妻の代わり一緒に寺院に行くようになる。

あまりの仕打ちにラジューはタクールに詰め寄るが、
タクールは誰に食べさせてもらってる!と言う。
しかし寺院に参拝に来ていた人々が、
神聖な場所に愛人を連れて来たタクールを非難する。

激高したタクールはラジューを屋敷から追い出す。
ジョティとプージャはラジューの命を助けるために、
心にもない事を言い、傷心のラジューは村に帰る。

ヴァイシャリの兄は妹に稼がせて遊んでる悪党で、
地元の悪人と結託しラジューを陥れようとする。
人の良いラジューはまんまと騙され、
ヴァイシャリをタクールから遠ざけようと家に乗り込むが、
ヴァイシャリの色香に朦朧としているタクールは、
ヴァイシャリは妻であると言い出す。

そしてタクールはヴァイシャリと結婚するために、
プージャの夫は死んだのでプージャは寡婦になったと言い、
ショックでプージャとラジューの父親は死んでしまう。

 特に田舎の場合、寡婦になった場合の地位は低く、
 生きながら死んだような生活をおくらなけらばならない。
 夫に先立たれた妻は不吉とされ、
 許されたのは白いサリーのみ、貴金属も付けられず、
 人目につかないよう家の中で一生を過ごさなけらばならない。

プージャは実家に帰る事は世間体もあるのでできず、
タクールとヴァイシャリとの結婚を認め、
タクールの家で一生を過ごす事を決める。

 あれれっ? 重婚だよね? 
 昔だし、婚姻届けなしでも有力者だし認められるのかな。

またタクールはジョティとラジューが愛し合っている事を知り、
身分が違うと激怒しジョティを無理やり、
ヴァイシャリの兄と結婚させようとする。
しかしタクールはヴァイシャリと兄に騙されており、
屋敷の所有権は兄の名前になっていた。

タクールとプージャ、ジョティは屋敷を追い出され、
プージャの実家へ行く。ヴァイシャリの兄は、
ヴァイシャリが妻になりタクールを愛し始めている事を知り、
ヴァイシャリを殺してタクールに罪を擦り付ける。
逮捕されたタクールだがラジューが身代わりになる。

そこでようやくタクールはラジューが、
どれほど自分を尊敬しているのかを知り改心する。

ヴァイシャリの兄はジョティと結婚するために、
ジョティを誘拐し寺院へ行く。と、そこにタクール登場。
形成が不利になった所でラジューが現れ悪党どもを倒す。

タクールはラジューとジョティの結婚を許す。

 インドには身分制度があり上位の男性が下位の女性と
 結婚する場合は、さほど問題がないが逆は問題がある。
 タクールがプージャを妻とした場合には問題がないが、
 同じ家でも妹のジョティがプージャの弟のラジューと
 結婚する場合には大きな問題となる。
 これは女性の身分が結婚後は夫のカーストとなるためである。
 つまり身分が下がると言う事である。

 インド映画では、往々にして異なる身分間で恋愛が起こるが、
 結婚するためには困難を乗り越えなければならない。
 映画であれば、作り話なので・・・で済むが、
 現実に起こると・・・家の名誉を守るために、
 殺人事件にまで発展する事も未だにある。

コメント
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