2003年の作品、タイトルはヒンディー語で「時間」。
サブタイトルはWhen Time Strikes、時が経つとき。
1995年のハリウッド映画「セブン」のパクリらしい。
確かに似通っていた・・・・。
スシュミタ・センが硬派な警察官役。
犯人は後半まで全く出てこないし誰だか解らない。
<ストーリー>
殺人事件の捜査に当たるマルビカ(スシュミタ・セン)は、
10歳の娘アンジャリと二人暮らし。
相棒のサッティヤ(スシャント・シン)とコンビを組み、
事件を追う。
最初の被害者はカピルと言うビジネスマン、
聞き込みの限りでは評判は良く恨みを買っている様子はない。
2番目の被害者は女優のリチカ、
この二人には全く共通点はなかった。
ある日、マルビカは後をつけられているのに気づき
犯人を捕らえ依頼者のスレマンを突き止めるが、
殺されていた。
マルビカは3人の死体の状況を見てある事に気づく。
3人の両腕の位置は時計の12時、3時、6時を示し、
そして3人ともある分野では一流であり、眼鏡をかけていた。
眼鏡はRK眼鏡店で作られたものである事を突き止め、
データから3人は同じ日に店を訪れていて、
同じ-2の眼鏡を作っていた事を知る。そしてもう一人の顧客が、
アモド(ジャッキー・シェロフ)である事を知る
アモドの住所は架空である事が判る。
次の犯行時刻は9時である事が予想される。
その夜9時にコンサートを行う音楽家が、
同じ眼鏡店でー2の眼鏡を作った事を知り、
コンサート会場を警戒するが事件は起きなかった。
アモドはコンサート会場のマルビカの前に現れ、
事件の真相を語り始める。
アモドは警察学校でマルビカと同級生だった。
成績はトップだったが視力が弱かったため合格できなかったため、
マルビカに挑戦するために事件を起こした。その夜9時に
音楽家を殺す代わりに、同じ眼鏡屋で眼鏡を作っていた、
マルビカの娘アンジャリを殺した事を・・・。
マルビカはアモドを射殺する。時刻は12時・・・・・
撃たれたアモドは両手を頭上にかざし12時を示し倒れた。
アモドはこの事件を起こす事で犯罪者としての才能を示した。
インド映画にしては珍しくラブロマンスはかけらもなく、
歌って踊ってのシーンも全くないので、
全体的にシリアスな様相を呈している。
ロマンス、歌って踊ってがないとインド映画じゃない、
と言うインド映画ファンもいるとは思う。
ハリウッド映画をまねてどうする、と言う声もあるだろう。
私は良いと思うけれど。