カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「鮫島の貌」大沢在昌

2022年05月07日 21時24分59秒 | 本 / BOOKS

大沢在昌の新宿鮫シリーズ、ついに読み終わってしまった。
最後がこれ。10作の短編集をまとめたもの。

10作目と11作目の間に刊行された物らしい。
11作もの長編を読み終えたので、
この間をつなぐ短編であったり、スピンオフ的な物であったり。

最初は鮫島登場の場面、語り部は桃井課長である。
桃井がヤクザと癒着している刑事に呼び止められ、
容赦なく暴力団を逮捕している鮫島に注意を促すように求められる。

鮫島は新宿署生活安全課に来て6か月。
成果は上げているが暴力団との付き合い方や、
癒着している刑事がどういう行動に出るのかはまだ知らない。
桃井は鮫島を危険から保護しながらそれを教えて行く。

ある作品は、こち亀の両津勘吉巡査長が鮫島の理解者である
鑑識の藪の同級生と言う設定で登場。藪との関係も面白い。
漫画同様の型破りなキャラだが地元を守り、
犯罪者や庶民に愛されている。

最後の作品では、永遠のライバルで鮫島が射殺してしまった
仙田こと間野の息子らしい男が登場するのだが、
実は息子ではなかったのか? また間野の最期の言葉「あ・・・」、
これは何を言いたかったのか・・・。謎である。

コメント
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