雀の手箱

折々の記録と墨彩画

梅仕事

2010年06月27日 | 日々好日
 今年は甘夏柑の生りが悪く、マーマレードを作る量が例年よりも少なめだったうえに、美味しいといわれると調子づいて差し上げていたので、気がつくと冷凍庫には二パックだけになっていました。
 一年中のヨーグルトソースの一つです。そこで、弟にあの荒れていた梅林の梅がまだあるなら欲しいのだけどと電話すると、採ってきてやるからというので収穫されたのを貰ってきました。
 完熟、消毒なしの極上の梅です。スーパーのビニール袋一杯だったのですが計量して見ると3キロもありました。
 他にも小梅があまりに美しかったので、お弁当やおにぎり用に喜ばれるだろうと1キロほど、梅干にするつもりで貰って帰りました。13%の塩で下漬けにしました。塩の少ない分を焼酎で補います。

 思いがけない梅仕事は、梅味噌1キロ、梅ジャム2キロ、梅干1キロの台所仕事となりました。
 自分でも情けないほどの手のろで、昔の手早さをいつの間にか失くしての段取りの悪さになっています。呆けるとはこういうことなのでしょう。これからは一歩も二歩も退いたところで物事の判断をして、すべからく引き算で対処しないといけないようです。2日がかりで、やっと全部の梅の始末がつきました。
 梅雨の最中、鬱陶しさを吹き飛ばすワールドカップの放映が単調な作業を手助けしてくれましたが、寝不足は当分取れそうもありません。