雀の手箱

折々の記録と墨彩画

3回目の高齢者講習

2010年10月07日 | すずめの百踊り
 高齢者講習を受講するようにという福岡県公安委員会からの通知が、誕生日の半年も前に届きました。
 車検を受けるときと同様に、免許返上の潮時かとも一旦は考えたのですが、住いが丘の上で、一番近いスーパーにも歩いて行けは14,5分、荷物を持っての帰途を考えると辛いものがあります。次第に増加してくる病院通いも、かなりな距離という環境では、不自由このうえないことになるという言い訳で、また免許の更新をすることにしました。周辺はタクシーを使うべきだというのですが・・・。

 講習も3回目ともなれば慣れているしと、最初のころのような緊張感もなしに、予約した自宅に一番近い教習所に出かけました。
 ところが3年前とはすっかり様変わりしていて、いきなりは認知度のチェックでした。この検査は高齢者による事故の増加にともなって、75歳以上を対象に昨年の5月から始まったのだそうです。

 イラストを見せられ、記憶しておくようにといわれ、次は簡単な逆順の記入、その後で先ほどの16枚の画像の名前を記入してゆくといった種類のものです。シュミレーションも合理的な現実に沿ったものに変わっていました。
 結果は運動適正診断も、視野検査も心配だった動体視力も同年齢平均値よりは高かったので安心しました。ただし、かねて不安を感じていたとおり、目が明るさに慣れるまでの回復時間が遅くなっています。いままでも、よほどの事がない限り夜間の運転はしないできましたが、きっぱり夜はハンドルを握らないことに決めました。

 最後が実車での検査です。車線変更時の安全確認が不十分、スピードに注意の二点が指摘されました。落葉マークを前後に貼っての運転で、気付かないうちに労わられ、助けられていることだろうとあらためて自覚しました。10時から1時まで正味3時間の講習で、6,000円を支払ってのお墨付きですが、衰えの自覚を促すという意味では高くはないものでしょう。
 最初の認知度は5個思い出せませんでした。ヒント付き(台所用品など)でやっと全問正解だったと思います。