雀の手箱

折々の記録と墨彩画

不調の連鎖

2010年10月14日 | すずめの百踊り
 閉じ込められた700mの地底から、33人もの人が2ヶ月ぶりに奇跡的に救助される吉報に世界中が歓声を挙げています。一方、どうやら今年は私にとっては厄年とみえて、身辺には他界の不幸ごとばかりが続きました。
 改築後も30数年を経過している古家は、先般の大雨では雨漏りはするし(原因は大量の木の葉が瓦の間に入り込んでいました)、家電製品も洗濯機、冷蔵庫と次々に修理や買い替えとなりました。
 今度は何が起るかと思っていましたら、遂に愛用のパソコンXPの動きが、管理人に義理立てして調子を合わせたのか、のろのろです。鈍間を我慢すれば、ほかに文句をつける筋合いはないのですが、先日もセキュリティーのバージョンをUPするのに大騒動でした。ヴィスタを見送ったのですから、もうお若いのに買い替えたほうがよいのはよく承知しています。
 複合機のプリンターも、コピーは出来ますが、スキャナはどうご機嫌を取って宥め賺ししてみても、画像は幅が細長くなり両端が切れて、とぼけた虹色でしか反応してくれません。
 メーカーに電話やメールで問い合わせをし、スキャナの再インストールを指示通りにアンインストールから始めて、途中、繰り返されるセキュリティーの警告に脅えながら随分時間を掛けて試みたのですが、再インストールはどうにか完成まで漕ぎつけたものの回復しません。そろそろ、引退でしょう。
 絵をUPするのに一々写真に撮って取り込むのも面倒でやめています。
 買い換えればいいのにと、みんなに前々からいわれているのですが、新しいものに慣れるまでのストレスを考えると思い立てないのです。昔はむしろ逆で、何でも新し物に直ぐ飛びつくとたしなめられていたのが、この様変わりです。
 考えることも直ぐに短絡して、買い換えて新しく出発するなら、たいしたことをするわけでもないのだから、いっそパソコンをやめて、iPadに乗換えを検討しようかとも思い悩むのですが、店頭で見るiPadもとっつきにくそうです。
 人間様のほうは不調ながら、辛うじて修復を繰り返して生きています。