雀の手箱

折々の記録と墨彩画

今日の三枚

2010年10月19日 | すずめの百踊り

関門海峡の夕焼け




夕焼けの権現山



いろは島の月の夜


 暑さに負けて、9月以来、あまり遠出をしないでいるのが習慣になっていて、家の周辺での小さな楽しみを探っています。
 自然、紙に向うことが多い日々です。何年経っても素人なりの新たな発見があり、新しい技法を見つけては喜んで模索を続けています。

 このごろの気に入りの試みは、色を重ねて、頭の中の構図に沿って色を残して墨で色伏せしていく、染物風のやり方が気に入って、秋の夕焼け空をイメージした絵をこしらえては一人悦に入っています。先日もUPしましたが、いまひとつ白秋のイメージにそぐわず今日もその続きです。

 自分では、こうした暮しを楽しんでいれば耄碌の時が少しは遅く到来するだろうと勝手に決めていましたが、自然の摂理はそう自分に都合よくは行かないようです。しばしば勘違い、物忘れ、早とちりの粗忽で人様にご迷惑を掛ける場面が増えてきています。
 それでも、不調がどう続こうと、天性が楽天的な志向ですから、あるがままに行けるところまでは行くつもりです。今度は釘を踏み込んだ車のタイヤ交換をしてもらいながら、残りの月日を数えてみても始まらないのだからと連れ合いと語り合っています。