雀の手箱

折々の記録と墨彩画

今年の金柑

2012年01月25日 | 日々好日
 春節のころを目安に毎年収穫する金柑です。格別の甘さと、上品なほんのりかすかな酸味が好きで食べ始めると止まりません。最近の甘さばかりが際立つ蜜柑よりも好んで口にします。
 自宅で消毒は一切なしの、生ゴミ発酵の肥料による有機栽培は、安心して小さな種だけを出して丸ごといただきます。キッチンの花瓶には枝ごと切ったものが夫の手で挿してありました。今年2回目の収穫です。
 

 垂仁天皇の命により、常世の国に遣わされた田道間守が「非時香菓(ときじく のかぐのこのみ)と呼ばれる不老不死の力を持った 霊薬を持ち帰ったという話が古事記に登場しますが、これは橘のことで、似ていても金柑ではないと承知の上で、我が家では「田道間守」とよんでいます。

 蝋梅の次の楽しみの寒あやめも雪の中で三輪目の花を開きました。