雀の手箱

折々の記録と墨彩画

車検

2012年06月20日 | 塵界茫々
 前回もそうでしたが、車検の時期が来るとそろそろ車の運転はやめにした方がよいのではと迷います。
 反応が遅くなってきたのは自覚していますし、もう長距離の運転は集中が続かなくて疲れ、片道150キロぐらいが限度のようですから。
 居住地の地理的条件や、交通機関の不便など理由はいくらでもつけられますが、やめる潮時は自分で見極めをつけるほかありません。
 外国で取得した免許で、もともと運転が好きではなかった夫は82歳の時、さっさと免許を返納してしまいましたので、以来6年間は、もっぱら私が運転手をつとめています。急な病気の時の病院通いや、老いた両親を看取っていた折には何度車のあることに感謝したことか。運転することができて幸いだったと思う場面も多々ありました。

 高齢者の事故が多いといわれると、居心地の悪いものがあります。ちなみに長年にわたりゴールドカードですが。
 定まった個人タクシーを見つけるようにと、娘に言われていますが、さて、タクシーで今のような行動が果たして可能かどうか。足の故障がなければ、遠くてもバス停まで歩けば健康のためにもいいのでしょうが。かつては最寄りの駅まで歩いて10分だったのが、今は15分かかります。

 確かに経済的には、税金、保険、ガソリン、そして車検をはじめとする維持費を考えれば、タクシーの方が安くつくのかもしれません。実際に、今回の上京では、天候もあって小田急で新宿に出かける以外は殆どタクシーのお世話になり、その気楽さと便利に馴染んだつもりでしたが、帰宅すると考えが変わり、すぐにキーを握ってしまいます。
 迷った挙句今回もまた車検を受けるべく、長年の付き合いの個人の自動車屋さんに今年も「多分これが最後になると思うけど」と予約の電話を入れました。


 






本日の蟹との戯れ
水鉢の睡蓮でお口直しを。