雀の手箱

折々の記録と墨彩画

休息のための小旅行

2012年09月24日 | 雀の足跡

 少し間が空いていた帰省で娘がやってきて、例のごとくてきぱきと掃除や片付けを捌いてくれました。といっても捨てる作業が中心ですが。

 台風の騒動や、奈良からの妹夫婦を迎えての兄弟の会合など慌ただしい日が過ぎたので、遅い夏休みということにして、予報では久しぶりに、晴天が続くというので急な思い立ちで、お隣の山口県は湯本温泉へ行ってきました。

 海が好きと言っていた娘も今は、近くで山間の静かな所というので、私が選択して、大谷山荘を予約しました。和風の老舗旅館です。

 都市高速と中国自動車道を乗り継いで行けば1時間半で到着です。途中道の駅「おふく」で軽くおそばをいただいて、チェックインまでの時間を、道の駅から20分ほどの距離にある長門市三隅町の香月泰男美術館に立ち寄りです。「愛情展」と題した企画展の開催中で、シベリアシリーズのイメージとは全く別の世界は、明るく、ほのぼのとした家族の絆をやさしいまなざしで描いていました。戦地ハイラルから送られた絵入りの軍事郵便の暖かな思いと同一の世界です。

 

 

 ここでゆっくり一時間余り、彼女の好きな香月ワールドを楽しんで、駐車場に戻ると、なんとバッテリー上がりで、車が始動しません。どうやら夏バテからの劣化のようでした。JAFのお世話になって、やっと予約の時間きっちりの到着と相成りました。

  湯本温泉を代表する大谷山荘は、さすがに堂々としたゆとりの設計と配慮が行き届いていて、全員女性は和服着用で、にこやかな応対です。いつもとは違ってハイクラスの宿で、入浴にたっぷりの時間をかけ、くつろぎの時間を満足しました。

 夜のロビーでの演奏は女性ボーカルが、外国人特有の豊かな声量と澄んだ歌声で、曲目の懐かしさもあって感動ものでした。

 

大谷山荘にて

 

 スクリーン右下の四角のマークを押すと大きくなる画像もあります。パンフレットからの借用は大きくなりません。