九州歯科大へ定期の検査に出かけたついでに、小倉城庭園出開催中の「印籠とたばこ入れ」展に立ち寄りました。
ここは寄るたびに、小笠原流の礼法に関しての季節ごとの展示に教えられることが多いのですが、今回は正月に関しての武家の礼法や祝い膳に目新しいものがありました。
印籠とたばこ入れは、いまは漆と根付制作に励んでいる娘の話についていくためもあって、「粋な男の洒落小物」の惹句を見せてそそのかし、連れ合いも誘っての見学でした。
展示は175点ほどで、掛川市二の丸美術館所蔵のものが中心で構成されたこじんまりとしたものでした。
今や肩身も狭くなった紙巻きたばこの殺風景とは違い、たばこ入れが男たちのステイタスシンボルでもあっただけに、“総合芸術”といわれる所以ももっともと納得しますが、それにもまして、江戸の職人達の工芸技術の技の高さとしゃれたセンスには目を見張るばかりでした。今の時代には已に不可能ではないかと思えるような卓抜した贅を尽くした細工のかもす異空間にほのぼのと満たされる思いで会場を後にしました。
小さな物に籠められる美意識に感嘆し、中国の鼻煙壺など思いました。
美しい展覧をご紹介くださってありがとうございます。
こころ豊かなじかんでした。
叺の桟留革、唐桟、金唐革、更紗なども見事でしたが、やはり錺
職の精緻な手仕事が目を惹きますした。
天下泰平の御代の絢爛奢侈、ゆとりの暮らしが生んだ文化ですね。
当方、八十路を越えた老耄で、たわいもない身辺雑記と、ささやかな楽しみを、臆面もなく披瀝しているだけです。
どうぞ、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
「東風」さんとは、粋なお名前ですね。書でもなさるお方だったら「とうふう」さんでしょうか。それとも、愛犬の名前からだとしたら、「こち」さんでしょうか。思いがひろがりました。
よろしくお願いいたします。
印籠や根付けなど、私もとても好きで機会があると骨董を見ております。美しいもの、小粋なもの、愛らしいもの、おもしろいもの、とりどりに心ひかれますね。私は大阪の市内に暮らしております、今日は、左義長で注連縄を持って住吉大社に詣でて参りました。
左義長の古語の響きのゆかしさが羨ましいです。
左義長といえば、毎年春に実施されていた同窓会が、関西が当番の年に、場所を近江八幡に設定して開催され、思いがけず壮壮大なスケールの左義長を見物した思い出があります。
「すみよっさん」は全国住吉大社の総本家、文学作品にも登場するお社ですよね。きっと、東風さんにとって良い年になることと思います。