雀の手箱

折々の記録と墨彩画

深夜の警報

2018年09月05日 | できごと
 午前2時半をまわったころ、寝室の火災警報器が赤色に点灯し、「火事です!火事です」と声を上げ始めました。驚いて飛び起き、見まわすのですが、喫煙の習慣はないので、火の気はもとよりあろうはずもなく、煙の気配も匂いもないのですが、家中の灯りを点して歩き回り、懐中電灯を手に念のため戸外に出て、家の周辺も見て回りましたが、何の異変もありません。
 天井で叫ぶ警報機の紐を引いてけたたましい音を消すのですが、ものの3分もするとまた「火事です!が始まります。ことが事だけに、ご近所に迷惑がかかるといけないと思案し、119番に相談の電話を入れました。状況を説明し、どうしたものでしょう。大事ないでしょうかと尋ねると、「多分火事以外の原因とは思いますが、不安でしたら今から伺いましょうか。」と言ってくださいました。ちょっと躊躇いもありましたが、よろしくお願いしますとお願いして電話を切りました。
 3人の屈強な消防士の方が間もなく見えて、警報機を外して点検されたところ、狭い隙間から入り込んだ小さな蜘蛛が、干からびて縮んでいました。これが接触して警報が鳴ったものと判明。再度警報機が鳴りださないかを確認して、一件落着でした。この器具は広く町内で集団購入し、電気工事屋さんが撮りつけてくださったもので、電池式の住宅用煙式火災報知器なのだそうです。
 本当にお騒がせしてご迷惑をかけしてしまいました。と恐縮するのみの私でした。

 警報機が鳴って、火事と聞いて、火の気もないので、さて何を持ち出すべきかと、一旦は救急袋のリュックを手にしたのですが、台風21号でも11人の死者がでている災害列島に暮らす今、緊急時に備えるよい戒めとなりました。




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2 コメント

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Unknown (慎吾)
2018-09-07 19:54:01
小さな蜘蛛は可愛いそうですが、現代文明はちょとしたことで麻痺する可能性があるのですね。今回は大事なく安心いたしました🙆‍♂️
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ご心配おかけしました。 (ふくら雀)
2018-09-08 09:59:12
火事です!騒ぎ以来、眠りが浅くなって、さなきだに鈍い動きが加重しています。やっと普通に眠りについても、2時半には目が醒めてしまいます。もうしばらくすると、生来の呑気ものですからもとに戻るでしょう。
 このところの災害続きは、何としたことでしょうね。それも、災害のあったところに再度の災いが繰り返される不条理、少しでもいいから転じての福がもたらされるのを願うしかありませんね。
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