雀の手箱

折々の記録と墨彩画

春の庭で

2019年03月29日 | 日々好日
ゆすらうめ

いろはもみじ

つるききょう

 気付かずにいましたら、突然gooのブログがリニューアルになって、編集画面が開けず、コメントの入力をしてもどこから開くのかもわからないので、お休みにしていました。やっと再開できましたが、戸惑うばかりです。
 遠くに暮らす近親者や友人たちへの生存証明のつもりもあり、細々と続けてきましたが、そろそろ幕引きの頃合いかもしれません。
 荒れている最近の我が庭にも、春は世間並みに訪れ、素朴な花たちが存問してくれています。枯れたと思っていた山桜桃梅(ゆすらうめ)が今年は花をつけました。亡きあるじがこよなく愛していた花です。近頃ほとんど見かけることのない連翹も垣根で黄色の星をちりばめて健在です。桜はまだ四分咲きですが、その名もボケの花が多用な色使いで愉しませてくれます。いろはもみじの小さな花が咲く今ごろから、赤い小さなプロペラに乗って種を飛ばすころ、そして若楓(夏の季語)の季節までの変化を、紅葉の季節以上に私は愛でています。
 絵筆はこのところ友人の他界以来気が進まなくてお休みにしています。


連翹

花蘇芳

金柑

シャガの花

ボケの花


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2 コメント

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コメントの公開 (ふくら雀)
2019-04-03 10:20:14
コメントをいただきながら、拝見できずやっと辿り着きました。今度は公開の方法がわからず戸惑っていました。

先ずは傘寿おめでとうございます。舌鋒もいよいよ鋭く卓見が伺えるお年頃ですね。期待しています。

筑紫万葉人と新元号についての想いをよせた投稿と入れ違いになりましたが、それにしても、「春夜宴桃李園序」や、徒然草93段の渋い所見で、生きる楽しみを謳歌せよという、存命こそ宝という文言を今に忘れずに実践とは、とても古典の成績が悪かったとは思えません。それこそが優等生ですね。
今年卒寿を迎えるにあたって、いまだ生死の相を超越できずにいる凡人は迷いの中に生きるより処世の術はなさそうです。
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carpe diem (渚一号)
2019-04-02 20:08:24
ようやく 新年号の発表がありましたね。出典が万葉集とか。大伴旅人の文章より。

”・・・この世なる間は 楽しくを あらな” 旅人の名歌を 小生は 手帳にメモしています。もう 20年も。そう、忘れないように。

漢詩の”浮世夢のごとし 歓をなすこと 幾何も”や 兼好の93と 並べて おります。

ラテン語の ”carpe diem” は 古希を過ぎたころ 学びました。

毎日を 果たして 楽しく 過ごしているのか? チェックするのを忘れぬように。

blog 廃業の予告めいた文章をアップされてはいますが、どうでしょうか? こんな楽しい事をお終いにするなんて勿体ない。

anyway 日本の古典が再び脚光を浴びる時代を迎えています。いざ プロの出番ですぞ!

因みに 定年後直ぐに万葉集全巻の古本を買って積んだままになっています。埃落としを始めようかな?
しかし 古典の成績が悪かった事を思い出すと完読は無理かも??
数日前に 傘壽を迎えた古老の独り言を記し エールとします。
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