小春日和に誘われて、福岡市美術館で開催中の古代エジプト展に行ってきました。
平日にもかかわらず並ぶほどではないもののかなりの入場者でした。
チラシに語りつくされている内容は、紀元前1500年などという途方もない時空を飛び越えて鮮やかに蘇ってそこにありました。
三十数年前、エジプトはカイロの博物館で見た多数のミイラや、黄金のマスクなど、明るい部屋で無造作と言っていいほどの雑然の中で見学したのとはちがい、照明を落とした整然とした展示と解説で2時間、異空間をただよっていました。
門外漢ですので、展示場内に置かれていたNHKのジュニアのためのガイドがちょうどよく、古代文字ヒエログリフの解説や、五十音図との対応図、オシリス神をはじめとする神々の名前とその役割など興味を持ってながめました。詳しくお知りになりたい方は、わかりやすい解説と画像をこの特別展のための展覧会公式ホームページでごらんください。
入場券やチラシの画像はアヌビス神に支えられた死者の棺に「口開けの儀式」をしている場面です。死後の世界に関して人間が思いつくことは、似通っていて、始皇帝の想いや、仏教の経文や、しきたりなど共通するものがあると感じいりました。
美術館から秋色の装いの大濠公園への出入り口
ロンドンの博物館では展示があまりに多くへとへとになりました。 その時買った細緻なイラスト入りのペーパーバックは今も手許にあります。amazonnでも買えるのでびっくり。 これでも結構役に立ちます。ヒエログリフを読み解く講座に通う友もいます。 なにごとも解読できたら楽しいでしょうね。 語学堪能な雀さんはすてき、羨ましいです。
これから年賀状の印刷です。あわただしくなってきましたね。どうぞ おからだに気をつけて、愉しみながら少しずつです。コメントが遅くなりました。
来世への、執念ともいえる濃密な行事は、念仏さえ唱えれば救われるお手軽とは比較になりませんね。ミイラで保存されなくて助かります。
わがやの額入りの小さなパピルスに書かれているヒエログリフをゆっくりと読み解くとします。