例会も、それぞれの家庭の事情や、自身の健康上の理由もあって、不規則になっています。今回は長雨の続いたせいで外出が減った分、作品がどなたも多かったようです。
提出の作品の中から4点を選びました。殻が破れなくて迷い道はいよいよ深くなるばかりです。
もう、この方向と、侘びの世界で悟りの線が引けてもいいはずなのですが、まだどこかに上手く描こうという色気が残っているようです。
俳画や、守一、栖鳳などの枯淡な作風をみていると、技術的なことは論外に置いたとしても、その境地にたどり着くのは後どれほど齢を重ねなくてはならないのかと、遥かな距離をかみしめています。
同好の友はありがたいもので、手が不自由になって気負いが消え、いい方に変わったと慰めてくれます。絵が若いとも。自分ではこんなはずではなかったと、もどかしいのですが。
今回は朝顔が好評でした。
どれも好もしく、若々しさと、意気込みも感じました。抑えた色は品が良くてすてき。とくに朝顔の粋なこと、比類なくすばらしい。
上の作品は風流な趣、下の作品は和のモダンを伝えています。色々試されてたのしそうですね。
豊かな自然を愛した阿蘇や大分の山の湯宿も大変なことになっているようです。
北九州市はさほどの被害はなさそうですが、山の地盤の緩みを案じています。お見舞いありがとうございます。
朝顔は、日ごろ私の使うことのない柔らかな色合いがめづらしかったのか、好評でした。
この方向もいいかななどまたそぞろ心が動いています。