雀の手箱

折々の記録と墨彩画

梅三題

2015年03月12日 | すずめの百踊り

 予約の病院行きを心配していましたが、予報の雪は幸い外れはしたものの、つめたい風が吹き荒れる中でした。
 急な寒の戻りに竦んだか梅はまだ散らずに咲き残っています。

 庭の老梅を描きとどめ、後は琳派への憧れを形にしようと、今の自分で画ける範囲で5枚ほどさまざまな描き方で試してみました。
 画面が小さい分、細かな線は省いた方がすっきりするようです。どうにか形になったと思うところで、白梅と紅梅です。









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4 コメント

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十八番 ()
2015-03-13 20:42:16
雀さん ごぶさたいたしました。
 ここに琳派の梅が咲いています。
 洗練された筆致、古木の緑青が鮮やかです。紅梅色がいっそう引き立ちますね。 いじらしい「くれない」です。
 凛とさく白梅にそっと置かれる柔らかな苔。
 毎年描かれる梅ですが、二度とおなじものはないのでしょう。 折々の、今の雀さんを映しているのですね。 息づかいまでわかるようです。 佳い作品をありがとうございます。
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飽きもせず (ふくら雀)
2015-03-14 21:48:28
毎年きまって庭の古木の花を愛おしんで描くことにしています。
家あるじとともに老いてきましたが、健気に花をつけメジロや鶯の来訪もこの時期はしきりです。

琳派ならいも、いつもの如くですが、少しは枯れてきましたでしょうか。年相応の枯淡な味わいをと思うのですが、まだ娑婆っ気が抜けないようです。この分だと彼岸はまだのようです。
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Unknown (東風)
2015-03-16 11:45:04
美しい色あいの紅梅です。白梅も冴えざえとして、思わず白梅を包む寒気が流れ出して来るようです。雀さんの絵は色がとても凛とした力で迫って来ます。
先日三輪山に行き、帰りぎわ、二上山に落ちる夕陽が美しくてしみじみとした心持ちがいたしました。
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あをによし (ふくら雀)
2015-03-19 05:06:31
二上山の夕陽は絶景ですね。背景にある大津皇子の悲劇の歴史も立ち籠めて。
当麻寺が好きで、飛鳥から足を延ばした日を思い出します。

関西にお住いの方は殊に羨ましいと憧れます。
妹の暮す奈良通いも、このところ気持ちは逸りますが果たせないでいます。
妹からは光琳没後4百年の記念行事で催しも数々だからと誘われていますが、どうなりますか。

つたない筆のすさびが、東風さんの励ましになるとよいのですが。ありがとうございます。
パソコンを開けない日が次第に多くなっています。返事が遅れてごめんなさい。
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