雀の手箱

折々の記録と墨彩画

雨の日の習作

2009年11月14日 | すずめの百踊り
 手をかばいつつ、雨の続く日に描き溜めた中から、今月の合評会に提出する4枚のうち2点を選びました。

 カルスト台地の、秋の平尾台では点在する羊の群れを思わせる白い石を縫って、さわやかな風が流れています。

 今年最後の柿は墨で仕上げることにしました。すこし問題があるかとは思いますが、今の気持ちで仕上げました。物議をかもすことと思います。








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2 コメント

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会心の評 (ふくら雀)
2009-11-16 19:33:21
嬉しい受け止め方を感謝します。狙いを的確にご指摘くださいました。
柿は大きな平筆で画いたものです。見抜かれたように蔕や柄は割り箸を細く削ったものを使用しました。
半分にした作為が嫌味かと案じていますが、6枚描いた中で、自分では納得したものです。あとのは蔕がべったりしていたり、緊張感が欠けていたり、纏りすぎのお行儀のいいものになって・・・・

平尾台は北九州の観光地で、カルスト台地は山口県の秋吉台にならび有名です。秋芳洞ほどではありませんが鍾乳洞や大小のドリーネがあり、この季節にはハイキングの人で賑わいます。
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合評会 ()
2009-11-15 22:09:33
 一足はやい感想を…
 
 晩秋から初冬へ 風にのる雲… 爽やかな青空、もみじの色が映えている、羊が群れるような白い岩、ふしぎな風景に遊びました。
 気分が明るくなる、躍動する佳い絵です。ありがとうございます。
 
 ふくら雀さん 柿は デフォルメされ、スポンジのようなやわらかなもので描かれたのでしょうか、蔕や枝は竹串など硬いので。ネガティブな画像を見るような、陰影のむこうの青きひかり… シュールな作品。 
柿の配置、縦横の間もいいですね。さり気ないようでも凝っている。楽しんで描かれたのでしょう。 面白いです。  
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